私の過去なら 尋(き)いても無駄よ
ホントのことなど 言わないからと
長い髪を かきあげながら
見せる笑顔が どこか淋しい 名前は夏子
ほ ほ 蛍 酒場のホタル
今夜も漂い 恋に遊ぶのか
別れたばかりと グラスを重ね
男はしばらく 御免と微笑(わら)う
過ぎた恋の 哀しい話
聞いてあげるよ 俺でよければ 名前は秋子
ほ ほ 蛍 酒場のホタル
そのうちいい奴 きっと出逢えるよ
たまにドアを 振り向きながら
誰か待つのか だけど来ないね 名前は冬子
ほ ほ 蛍 酒場のホタル
心にほんのり 灯りともる夜
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夢でいいから – 大木あつし 馬鹿な 馬鹿な 馬鹿な奴と 人に云われてもあなただけを今もずっと 愛し続けてるこんな別れは 信じられないよたとえ嘘でも俺の 胸に甘えてたあの日が今でも 甦るたび
おもかげ未練 – 大木あつし 泣けとばかりに 冷たい雨が俺の背中を 激しく叩く惚れちゃならない 人だから遠く離れて 来たけれど忘れられない 面影にあゝ 男未練の 涙雨夜明け間近の 港に一人出
いまだけ抱きしめて – 大木あつし ワルいひとね あなたズルいひとね あなた甘いことばで その気にさせるからよ夜空の星を あげるからあなたの愛を ひとりじめ香水を ふりかけたならふたりは 夢の世界
愛終グラス – 大木あつし やがて夜が来る シルエットくちびる離した時の つめたいしぐさいつか別れると 思ってた誰かの影が ちらつく星空またひとつ しあわせにげたまたひとつ あしたがきえた
あなた雨 – 大木あつし あなたの匂いが 今もまだ髪にうなじに 残りますあきらめた はずなのになんで面影 また浮かぶ また浮かぶ…未練の涙か 音もなく雨が降ります あなたを連れて離しはし
待ちぼうけ港 – 大木あつし 最終フェリー 着いたのにあんたは今日も 戻らない男はどうせ 気まぐれ鴎どこの港で 誰といる私いつまで 待ちぼうけ涙がじんわり 沁みる港町桟橋見える アパートでか
抱いてくれてもいいのに – 大木あつし 別れ話にうなずく わけがないじゃない行くなら私の 心も持ってって明日(あした)からひとりで 生きろと言うのあなた失くしたこの部屋で この街で抱いてくれてもいいの