もう一度だけ、ただ一度だけ – 夢紗

桟橋から花びら流れる川を見つめてた卒業して見送ったあなたを思い出すこの木の下で交わした約束　春になったら帰るよと一年、また一年　過ぎ行く月日さくら　さくら　指き

青い青い海にあなた連れてきてくれた三年前窓辺で笑うガラス細工　毎年増えてゆくでしょう白い砂浜　緑の島々　想紅花(おもいくれないばな)海境(うなさか)の果てを目指

膨れ面の写真　アルバムめくりながらあんなこともあったよね　笑えることが嬉しいどこか頼りなさげだったのにいつのまにか背広もよく似合ってる積もった話　一つづつ　花を

また明日ねと手を振り一人影を掴まえたくて　歩いてた舗道教室の窓辺からなびく古びたカーテンにそっと　見送られるようあなたは私に　泣く場所をくれたね溢れる気持ちは辞

あなたの番号　覚えてるくせになぜか手帳を　見る振り090…そこまでは押せるのにため息とためらいが手を止めるあいたい　でもあえなくて伝えられない想いだけあいたい　

あなたを想うとなぜか　嬉しくて苦しくなる卒業してすぐに引っ越してしまったけれどあの頃と変わらずに今も　友達でいてくれてるいつの間にか私の気持ち　動きだしたの泣い

やさしさの色は　やさしさの色は差し伸べられた手のようなあたたかな山吹色　人間(ひとあい)愛しさの色は　愛しさの色は心で受けて「愛」と書く愛(かな)でる紅の色でし

一年に一度の素敵な日がやってきましたあなたが生まれたときも　こんなにやさしい日だったはず名前入りのケーキにちょっぴり良いシャンパンもあけちゃおう今日はあなたが主

小学校のプール　こっそりはしゃいだ　真夏の夜月だけが　僕らを　そっと照らしてた金網をよじ登り　一番遅い僕を君が手を差し伸べてくれた　ありがとう明け方　道の真ん中

日曜日はSpecialMorning　隣にはあなたコーヒーを入れたから　早く起きてFMから流れる　心地良いLoveSong今日はどこ行こうか二人でいられるなら…

もしも雨があなたの肩を濡らすことがあるなら傘になってどこまでも守ってあげましょうもしも道に迷ったときやつまずくことがあるのなら風になってそっと背中押してあげまし