夜韻-Yoin-

  • 低体温傷 – 夜韻-Yoin-

    退屈に体温を奪われてしまいそうでもういっそこのままどうにかなってしまえと隙間風が足取りを誘う 人生に快感を覚えてしまったようでして青くなった心までもいつか囚われていく灰色の塵に成り行くみたいに 高さ故の衝動に駆られて唾を飲み込んだ刻んだ 一歩 きっといつかはそれも無駄になってしまうから 考えたって明日も未来も分からないし挫けそうになったって誰の救いの手も見えない 癒えない言えるわけないでしょ自分以…

  • 心綺楼 – 夜韻-Yoin-

    心をずっと離さないで 僕を忘れないで消えかけた煙はもうなだらかな朝が来なくてもいい君の匂いがすれば 新しい今日がまた始まる何気ない日々に恋をしていた頬を撫でる 風が僕を煽る夜の匂いがしたんだ 明日 君の心はきっと僕の知らないところに在る僕には わかるのだってずっとそっと 君のそばにいたから 離れないんだ 君の幻は心綺楼のように消えて届かないんだ 君はもういないそれでも朝は来る 素晴らしき明日から逃…

  • 青 feat.あれくん – 夜韻-Yoin-

    どうしてこうなってしまったんだろうもっともっともっと君と隣にいたいのに考えるほど涙で視界が滲んでいく あなたの寝癖は僕にとっての特別であなたの口癖は私にとっての日常でそれでも幸せは離れていくの願って叶う簡単なものじゃないから 私の幸せはあなたが幸せでいること僕の幸せもあなたが幸せでいることそれでも忘れられやしない気付いたら君が喉に戻っている どうしてこうなってしまったんだろうもっともっともっと君と…

  • 逆行 – 夜韻-Yoin-

    僕が描いた 脳裏に咲いた花はやがて灰になっていく白か黒かも解らない世界は立ってたって仕方がないから 息を吐いた 涙を流した既に傷は深くなっている夢か現実かも見えない世界は生きてたって仕方がないから 後悔なんてないよこのまま沈むだけ空が憎いよ 雲は泳いでいる僕の痛みも知らないで 淡い夢をなぞったあの日だって嘘みたいに流れていく言葉を文字に書き殴りながら雲の流れを詠んでいる 白い雲をなぞったあの日だっ…

  • 君泳ぐ – 夜韻-Yoin-

    僕の中の人生はきっと誰かの中にあって夢で描いた一生も、褪せないままでいた思い出になってもいつか君の脳裏から消えてしまうだろうから何か1つこの世界に僕を残した 花は散っても季節を跨ぎまた新しい芽を咲かせる忘れたいだけの人生なんて苦しいだけだから終わりを選んだ「目蓋の裏に見える光だけが真実だ」そんなことを誰かが言っていたけど愛も優しさも恋も友情もお金も言葉も幸せも誰一人として身寄りのない僕の目蓋の裏に…

  • 溶けて、解けて – 夜韻-Yoin-

    あなたと二人で超えた夜に 眠れない夜に 浮かび上がる不安の種見えない世界で息を吸うのが苦しくて信じてって言葉も 愛してるって言葉の数だけ疑ってしまう どこまで行ったって 過ちをおかしてくだらないの中に息を溶かしてるいつまでたっても 進むことのないストーリー朝焼けがまた夜を喰らってく あなたと二人で越えた夜に意味がなかったなんて寂しくなるだけだからどうか言わないでこのまま隠してさよならも告げないまま…

  • カヲリ – 夜韻-Yoin-

    ねぇ、あなたはいま私のことどう思ってるのかな?手繋いでいた過去でさえも遠ざかっていく もう眠れない夜を過ごす毎日も報われたいと願って涙を流す日々も あなたの香りに誘われてただ、何も見えなくってあなただけを思ってたくて冬の寒さに奪われていくようにこの愛も恋も、私も離さないで ねぇ、私はいまあなたのこと思っているのに あなたの寝顔を眺めて眠る幸せも冷たくなった思い出に溺れていく日々に あなたの温もりに…

  • 青く冷たく – 夜韻-Yoin-

    潮風が吹いた 午前2時の夜街を抜けて詩を一つ書いた 大人になっていく袖が少し長いからそれが少し怖いからねぇ、きっと私は間違いだらけの人生を歌う 形が無いただ 名も無い花を飾る君と一つ描いた夢も泡になっていく雲が少し早いから空が少し青いからでもね、君の言葉が今ならきっとわかるよ 海の底で愛を歌った雲の下で夢をなぞった誰にも見えないスピードでスピードで 待っていたんだよただ、待っていたんだよ雲の速さよ…

  • pandora – 夜韻-Yoin-

    涙を拭って歩いた忘れたいことばかりが増えた灯もない道の真ん中で耳塞いで 口遊んで音楽だけが救いだ 何も考えなくていいから雨に打たれながら 今日も夜を噛んでいる 幸せだけが欲しいよそう願ってから早10年眠れない程の不安が募っていくあぁ、詰まっている君は楽でいいよなぁ生きるだけで私は精一杯だ早く逝きたいよ、死にたいよって今日も浮かんでいる ルラララルラッター神様なんかこの世にはいないよルラララルラッタ…

  • 花の片隅で – 夜韻-Yoin-

    ああ、君が見える薄情者の君が詩を書いてる人生についての言葉を花瓶のすぐそこで“なあ、答えをくれよ経験や知識があったってこの世界は分からないことだらけだ” 海は透明だ人生よりも透明だだから、もう分かんないよ 花のように散っていく君が思い出になって征くさよなら、1つも言葉に残さないまま 言葉になっていく文字になっていく思い出だけが全てだただ、遠く泣いていた“どうにでもなれ” ああ、泡沫になる記憶の底に…

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