城所葵

  • Black Butterfly – 城所葵

    闇の淵でまた あなたが眩く 踊らせて狂わせ堕ちてく月明かり照らす 伸びる影の先 ひざまづいて口づけするの 過去と過去がねじれ出逢った 何もかもを捨ててもいい無垢な手首に 見えない手錠 あなたの瞳に 嘘をつけないの 熱く燃えて咲く花 貴方に奉げる 一夜限り舞う黒蝶切情 激情 いま恋している 淋しい蝶紅く燃えて咲く肌 吐息で溶かして 今夜だけは離さないで触れ合う 指先 嘘をつくまでは 私信じさせて ど…

  • シリウス~一番星~ – 城所葵

    大空に数多(あまた)の夢 照らしてシリウス迷子にならぬよう 明日を導いて 夕暮れ伸びてく影法師に ひとりでに心がざわめく触れ合う指先 共鳴しあう 恋しい 淋しい 切ない 二人で見上げた この星空 明日から 一人で見上げてそれぞれの道歩いてく ありがとうだけじゃ足りない さよならの先は ふたりが描く夢 行く先を照らして あの夢 手にするまで煌めいてシリウス 明日に導いて 朝焼け眩しい光がさす 隣には…

  • 胡蝶の夢 – 城所葵

    目の前を足早に駆けてく鼓動 落陽の赤肩越しに君の瞳(め)が 途切れた瞬間 閃光花火 あぁ 夢は 何処へ行ったのでしょうあぁ 人の 刹那の命 泡沫(うたかた) 夜明けは 胡蝶の夢 夕映えに幾千の言霊(ことだま) 群れ遊ぶ 解き放て想い彷徨う彼(か)の岸へ 渡す船 燦々(さんさん)降り注げ 花吹雪 桜色に染まる 日だまりに佇んだ小さな背中 思い出してもう一度 ただ一度 願うそれだけ 咲かない花に あぁ…

  • わたしはピエロ – 城所葵

    流行(はやり)のリズムに乗って ステージが始まる冷たい都会(まち)の片隅で 今日も明日もおどけ笑う 裏切りと孤独が 紡(つむ)ぎ出したメモリー万雷(ばんらい)の拍手が 今書き消した さぁ踊れ 乱れ舞え 光(ライト)を浴びて輝くピエロ爪先立ちの未来 よろけそうになっても鮮やかに 艷やかに 涙隠して微笑むピエロ悲しい夜のダンスは 明日への道しるべ ファンファーレが鳴り響き ステージは続くよこなれたステ…

  • 路地裏のネコ – 城所葵

    ちょっと隣の席いいかしら?出来心で 乾杯したの今日も 虚しいハイヒールで狩るわネコ赤い爪を隠して 午前零時 ほろ酔い甘えて気づかぬまま わたしは虜 今宵飲んで飲んで飲んで声で撫でて撫でて撫でてほんの通り過ぎの人のはずだったのもっと酔って焦(じ)れて落ちて騙されてもいいのいいの路地裏に咲いた花の宿命は 幻 ちょっと 裏の路地のBARで一杯引っ掛けても 酔えやしないわ今日も 都会(まち)の砂漠彷徨い泳…

  • 桜空 – 城所葵

    はらはら舞い落ちるさくら 今宵咲く 水面の月 怪しげに 揺れている心の鈎(かぎ)を開け放ち ともに泣きたい叫んでも もがいても 二度と咲かない花 散る散る散る 朱(あけ)の空 光る月 いま両手からこぼれゆくあなたには この空が 見えているでしょうかもう二度と 会えなくとも どうかご無事で 寒いへや慣れたころは 半年が過ぎていたひとりぼっちも慣れたけど つなぐ手が無い 思い出 探しても 戻らない時の…

  • 雪月花 – 城所葵

    遅すぎた 春でした 苦い酒飲みほしてふらふらと歩きます ぼんやり 冬の月 幸せが怖いほど 行先も見えぬほどああ せめてせめて この心を許して この町を捨てて行け 未練をつれて夏は去り秋過ぎて 雪降れよ 雪積もれ この心に焦がれ狂う想い どうか 凍らせてよ 今宵、月 名残月折り合えぬ過ち 照らさないで明けるまえに 一人汽車で旅立ちます 道に鳴る鈴の音 あかぎれた手が拾う今でも胸を刺す 無邪気なあの声…

  • Larva – 城所葵

    Like the cheek of fairy plumeTried hard to hold back her tearsBecause be afraid of loseBut we haven’t given up hope yet Sound of good butThere is no substanceDo you want to it seriously?Such a t…

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