城之内早苗

恋衣 – 城之内早苗

夕暮れ時の 人恋しさに
吐息(といき) ぽつり もれて
見上げる空に はばたく雁(かり)よ
どこへ どこへ 行く
彼岸までに 帰るよと
約束かわし 抱いたはず
恋なんか 衣替え
脱ぎ捨てて やるわ
乱れ咲く 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
夢が散る 紅く
いますぐに 来て

女はいつも 待ってるものと
誰が 決めた 言葉
信じていても 心が揺れて
痩(や)せて 痩せて 行く
彼岸過ぎに 忘れます
あなたの匂い 熱い胸
恋なんか くちびるの
色変える だけよ
乱れ咲く 曼珠沙華
目に沁みる 紅く
いますぐに 来て

恋なんか 衣替え
脱ぎ捨てて やるわ
乱れ咲く 曼珠沙華
夢が散る 紅く
いますぐに 来て

いますぐに 来て

人気の新着歌詞

金沢の雨 – 城之内早苗

最終列車に揺られて4人掛けに 一人きりでガラス窓に 頬をついて長い夜に 瞳を閉じた別れの言葉も 告げずに愛のかけら 胸に抱いて近づいては遠ざかる踏切Ah− 人恋

幸せになります – 城之内早苗

こんな夜更けに電話をして 驚いたでしょ 久しぶりだからすぐに切るわね ごめんなさい 声聞きたかっただけ半年ぶりのあなたの声 迷惑そうな顔が見えるようだけどあなた

流氷の手紙 – 城之内早苗

あの日と同じ 便箋に右上りの文字が立ち上りながら思い出を 登るように並ぶ障子越しに 聞こえる雪が風に流れて忘れられぬ思いがこの胸に積る遠い北のはずれで手紙を書け

遠い花火 – 城之内早苗

ひとり暮らしの東京に花火のはじける音がする窓をあければ夏夜空遠い花火がありましたあれは十九の頃でした故郷秋田は大曲夜空焦がして打ち上がる恋の花火がありましたお前

西馬音内 盆唄 – 城之内早苗

彦三頭巾(ひこさずきん)の その裏は夜叉か菩薩か 泣き顔か三日三晩を 踊ってみてもあなたは戻らぬ 遠い人秋田 みちのく 西馬音内端縫(はぬい)衣装や 藍染の色も

隅田川 – 城之内早苗

ゆかた姿の あなたの背中に より添えばどこか似ている 頑固でテレ屋の とうさんに今年も隅田川に 玉屋の花火が ドーンと鳴りゃ下駄をカラコロ 鳴らして 出かけまし

恋して 伊予 – 城之内早苗

あの人を 忘れるための 旅に出てなおさら想い つのります伊予路 松山 坊ちゃん列車瀬戸の夕陽に 染められてぽつんとひとつ あかね雲恋して伊予 泣かずにいよ今でも

松山しぐれ – 城之内早苗

途切れた恋を ひとひらの雲に乗せてく ひとり旅お城山から 見下ろす町は遠く涙で にじみます生きてゆくのは 淋しくていつか濡れゆく 松山しぐれこころは澄みて 身は

愛燦燦 – 城之内早苗

雨 潸々(さんさん)と この身に落ちてわずかばかりの運の悪さを 恨んだりして人は哀しい 哀しいものですねそれでも過去達は 優しく睫毛に憩う人生って 不思議なもの

京のにわか雨 – 城之内早苗

雨だれが ひとつぶ頬(ほほ)に見上げれば お寺の屋根や細い道ぬらして にわか雨がふる私には傘もない抱きよせる人もないひとりぼっち 泣きながらさがす京都の町にあの

手紙 – 城之内早苗

死んでもあなたと 暮らしていたいと今日までつとめた この私(わたし)だけど二人で育てた 小鳥をにがし二人で書いた この絵燃やしましょう何が悪いのか 今もわからな

朝霧みなと – 城之内早苗

額あじさいの 咲く路地を抜ければ海辺の 朝霧みなと舟が出てゆく あの人の想い出乗せて カモメを連れて泣かぬと決めた 決めたはずなのに行き交うひとの お早うに笑顔

白鷺の宿 – 城之内早苗

涙 紅筆 手鏡 素顔化粧 ほつれ毛 背中の黒子(ほくろ)みんなあなたに 見せました抱いて下さい 折れるほど明日はいらない あなたが欲しい白い 白い 湯煙 白鷺の

ランタンまつり – 城之内早苗

ギヤマン・レッドの 夕焼けが長崎みなとに 沈むころランタンまつりの 灯(ひ)がともるいつしかはぐれた 倖せあかり今年もひとりの 冬がゆく石の畳に 降る雨はあの日

砂のしゃぼん玉 – 城之内早苗

あなたの愛の深さ 疑うことも知らずに暮らした月日が今は 砂のようにこぼれるひとつの嘘を許して 心を開いていたならいつかは笑い合えて 歩いていたかもしれないこの部

空港物語 – 城之内早苗

雨に煙った 夜の空港傷つく心を 膝に抱えてもしもあなたが 隣にいたら悲しい旅には ならないでしょう北の夜空へ飛び発つ 最終便で明日は見知らぬ都会(まち)に 佇む

七つ橋渡り – 城之内早苗

無言で渡り 願い事七つの橋を 振り向かず…常盤橋(ときわばし)から 不器用なりの背を押す瀬音は 浅野川生きがいずっと あなただけ離ればなれを 耐えてます古都に伝

おちょこ鶴 – 城之内早苗

お箸の袋を ちぎって折って小さな鶴を こしらえましたあなたの席の おちょこに添えて早く来てねと おまじないわたしみたいな おちょこ鶴あなたまだかと 待ってますお

気がつけばいつでも夕陽 – 城之内早苗

気がつけば いつでも夕陽出逢いの数だけ 別れがあると知ってはいるのに 淋しいですね渚の足跡 夕波千鳥淋しくないか 泣きたくないか気がつけば いつでも夕陽海辺のお

霧のかもめ唄 – 城之内早苗

心配ないよ君なら 一人でやっていけるとあなたはやさしく 微笑んだ最後の最後に 言訳けなんかはいらない そんな恋じゃないわたしはかもめ 海峡を羽ばたく 勇気はない

Back to top button