坂本慎太郎

歴史をいじらないで – 坂本慎太郎

すんなりと 破棄された
今までの イメージ
取り戻そう もがけばもがくほど沼

もう誰も 見たくもない
あの頃の 理想像
ゴミ箱の ふたに張り付いてるビラ

チャンネルが 一つ増えた
イカサマの 匂いがする
今のうち見ておこうか
誰がいつ なにするか

ぼんやりと 美化された
あの頃の イメージ
目を凝らそう いなかったことにされた 人や
出来事

トンネルを 一つ抜けた
始まりの 予感がする
君のうちまで行こうか
今すぐにここを出て

ぼんやりと 美化された
あの頃の イメージ
取り戻そう いなかったことにされた 人や
出来事
もう一度
もう一度
もう一度

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死者より – 坂本慎太郎

かんだりかまれたりかみちぎられたりたべられたりたべたものはきだしたりなんどもすわれたりなめまわされたりいきなりのみこんだものはきだしたりいきものってめんどくさい

まともがわからない – 坂本慎太郎

この小さい町にも 奇跡は ありえるかなえたい夢など はたしてあったっけ?俺にあたまいたいできごと まともが わからないうそみたいな人たち 悪いジョークなんだろ?

小さいけど一人前 – 坂本慎太郎

写真が 見たい いろんな 君の事覚えて いたい ささいな 事までも髪の におい シャツの 肌ざわり口の 形 笑った ときの声小さいけど 一人前小さいけど 全て見

何かが違う – 坂本慎太郎

いつものように 目覚めていつものように 出かけたいつものような 青空いつものような 町並みいつものように 子供やいつものように 大人がいつものような 会話をいつ

幻とのつきあい方 – 坂本慎太郎

自分の姿が 自分で見えない自分の心が 自分でも分からない他人の姿が 他人に見えない他人の心が 他人とは思えない自分でも 分からない幻を扱う 仕事には気をつけよう

傷とともに踊る – 坂本慎太郎

ああ 刻まれたままの傷とともに踊り明かす 夜通し めちゃくちゃもう あきらめたい 悲しみとともにただ繰り返す 鼓動に身をまかす真っ白だできれば時計を巻き戻したい

かすかな希望 – 坂本慎太郎

君とここで会えて よかった真っ暗闇でギターが 奏でる悲しいメロディ かすかな希望探しづらい 探してる自分のとこに帰って くるんだまったく望まなかった かたちで君

ずぼんとぼう – 坂本慎太郎

ゆうだちで ぬれたずぼんどてには さされた ぼうぬがせて ぬれたずぼんやさしくひきぬかれたぼうずぼん しめっている ずぼんぼう かわかすための ぼうずぼん しめ

仮面をはずさないで – 坂本慎太郎

できればそこは見たくない全部なんて知りたくもない仮面の下にもう一枚 仮面をさわればやわらかすぎてショックで壊れやすくて仮面の上にもう一枚 仮面をさわればやわらか

君はそう決めた – 坂本慎太郎

一人で 何かを しようとしてる楽しみとか 苦しみとか 知ろうとしてる恋をしたり けんかしたり したい今日目覚めて 君はそう決めた突然に時には 涙を 流してみたり

思い出が消えてゆく – 坂本慎太郎

あの世でみんな 何してるかな?また昔のこと 忘れてゆくひとりぼっちだった 時もあるけどそのつど好きな子 いた気がするあざやかな夕闇につつまれていつまでも終わらな

やめられないなぜか – 坂本慎太郎

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好きではないけど懐かしい – 坂本慎太郎

困らせてくれてありがとう今となれば憎しみも怒らせてくれてありがとう何もかも懐かしいお前のことまだ分からない今も これからもおそらくはでも お前のこと 今 嫌じゃ

この世はもっと素敵なはず – 坂本慎太郎

見た目は赤ん坊 すぐに泣いてしまうそいつが危険な この国の独裁者歯向かった人間は すべて消してしまうそいつが首を 一振りするたびに目玉がボタンの 手縫いの人形そ

あなたもロボットになれる – 坂本慎太郎

眉間に小さなチップを埋めるだけ決して痛くはないですよロボット新しいロボットになろう不安や虚無から解放されるなら決して高くはないですよロボット素晴らしいロボットに

もうやめた – 坂本慎太郎

消えるときぐらい ほっといてくれよ物音ひとつ立てはしない 誰も気づかないため息ひとつ残さない 何もいらない人は集団に なると変わるんだ欲しいものみんな持って行く

義務のように – 坂本慎太郎

ゆっくり溶け出していく 大切な物がひとつづつああ それを見ている 何もできずに快楽を求めるあまり こんなにいびつに進化した大人たちが立っている こけしみたいに義

ナマで踊ろう – 坂本慎太郎

どうせこんなの茶番だ なんて 口にしちゃだめだもうそんなのみんな知っている楽しい事話そう もっと お化粧した俺はいい感じで目が死んでるねナマのコンガで踊ろうナマ

めちゃくちゃ悪い男 – 坂本慎太郎

うちひしがれてるとき お前は来たうちのめされてるとき お前は来たやさしく寄りそうように 笑いかける妙なもの売るために お前は来たみんな待ちこがれている 救いの手

未来の子守唄 – 坂本慎太郎

かつてこの星には恐ろしい生き物がいて君のパパやママは眠れない夜をすごしたでももう大丈夫そいつはいない眠ろう今は明日のためにかつてこの国には恐ろしい仕組みがあった

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