坂口有望

空っぽの空が僕はきらいだ – 坂口有望

もう泣かなくていい あと少しで気持ちが変わる
君はきっと大丈夫だ

もう笑わなくていい 僕が瞬きする間に
君はそっと泣いているんだ

写真と同じ暗い朝に 遠い日の自分と目があった
君から学ぶくらいがいい 本当の事は

ねぇ 知りたくなかった 聞きたくなかった
夢は必ず叶うはずだった
どこで気づいた? 誰に言われた?
空っぽの空が僕はきらいだ

出来たての優しさに触れたとき僕は思わず泣いた
忘れたくないなって思った

騙されてるくらいがいい 時々すごく悲しくなった
流されてるくらいがいい 本当の事は

ねぇ 知らなきゃよかった? 聞かなきゃよかった?
思いは必ず届くはずだった
どこで気づいた? 誰に言われた?
空っぽの空が何故か綺麗だ

何かあったように 泣くくらいなら
何もなかったように 笑うほうがいいだろ
夢は必ず 思いは必ず 叶うはずだった

ねぇ 小さな幸せに胸が騒いだ
あの日のこと 忘れてしまったって
知りたくなかった 聞きたくなかった
いつか終わりがきてしまうんだって
どこで気づいた? 誰に言われた?
何も出来なかった ごめんね

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