坂口有望

星と屑 – 坂口有望

あぁ 何やってんやろ
何でも指先で気づきたくはないよな
秋が来ては 夏の忘れ物 拾ったっけな

なぁ 何やってんやろ
涙のひと粒に沈みたくはないよな
口ずさむのは9thコードが響く歌だな

こんなに月が綺麗な夜に
あぁいつも 何でこうなるんかな

星が降っているような気分さ
わたしはすごく寂しいんだってうたう
光るカケラをすくおうとすれば
開いた手の中 砕け散って眠るのさ

あの日の君は
何ともないようで傷ついていたのかな
秋が来ては 終わったことを悔やんだっけな

こんなに月が綺麗な夜は
あぁ君も 誰かを思ってるんかな

星が降っているような気分さ
想いがつのる 愛しいんだってうたう
刻む時計の針に積もりそうな
キラキラさえも滲むのを知って眠るのさ

幸せなことばかりじゃないよ
幸せは心にしまうといいよ

でもこんなに月が綺麗な夜は
あぁ君も 写真を撮ってるんかな

星が降っているような気分さ
わたしは強くなりたいんだってうたう
光るカケラを握ろうとすれば
未来はすぐそこなんて忘れ眠るのさ

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