坂口恭平

あの声 – 坂口恭平

いつも感じ いつもいる お前の中で止まってる時があるだろ
そんなことを思い出すのさ
わかるままに思い出すのさ
見たこともない僕の 少しだけを見せてあげるよ
あげるかわりに君も もっと僕を蹴っ飛ばしてみたらいいよ
月曜日には 二人とも別のどっか
たまにあっても別のまんま
音は消え 足は消え 君は家 僕は道の上 月は見え
じゃあどうしよっかなんて 考えてもないよ
間違いなんて何にもないって ちゃんとわかることができたよ

朝目が覚め僕は 向こうから聞こえるあの声きいて
ある日そして僕は 佇む君と一緒に歩いてく

車の中には二人の会話が 粒子状のまま漂いつづけて
終わりのない 夜の真ん中で ぽつんと座って待ってる
耳には突然ラジオが届いて 二人でびっくりするのも笑って
三年寝太郎 待つだけ待つわと 誓った記憶がつづく
走る小動物の姿を見る

目が放つ その光の先には蛍光灯
車にもくもくとタバコの煙が散りばむ

人気の新着歌詞

月のうた – 坂口恭平

森で見かけた 大きなシカが こちらを向いて 消えてった洞穴の中に 落ちてきた 三つの光がとびちった二人で決めた あの願い事 笑う君の 思い出と君からもらった 枯

声 – 坂口恭平

いまでも忘れない 君の後ろ姿夢 汗 動くからだその後ろの青い空いまでも 思い出すどころかいまも 目の前になぜか あなたがいるのです笑ういつもの顔が いまも掌に浮

春の亡霊 – 坂口恭平

掌は手首からもがれ 浮く梢のはざまから鳥が呼んでる笑ってたその日のきみと教えてくれた魚の名前は今はただ水のかたまり街角ではためく蒸籠から漏れてる湯気が輪郭線のな

かみさま – 坂口恭平

君と同じ景色を見て車は新しい緑のトンネル抜けていこう空にはハナミズキの赤ああ かみさまよ現実というかみさまよああ いつまでも激しいあの夜をああ かみさまよ本当に

休みの日 – 坂口恭平

逢えない日々を 忘れられるのなら夜淹れたヨガティー甘く感じるだろうに通いの喫茶店で 隣の声聞きながら思い出だけが癒してくれるその時間を笑った頬の動きを 真似しな

春のせい – 坂口恭平

あの店に寄る前に一緒に並んで歩いて行こう家に続く緑道を 君の目でみてる春の町 胸高鳴る開いた蕾は 君を知らなかった長い時を忘れたのです薄い茶色の君の目のトンネル

ゴルフ – 坂口恭平

紺のゴルフに乗って行こう阿佐ヶ谷駅の並木道忘れられないあの風を僕は遠くで感じてる君がくれたのど飴舐めてあの日のキスを思い出す二人で決めたあの時間をいつか一緒に笑

カレー屋 – 坂口恭平

いつもの細い通い道が鮮やかに輝いて看板の猫の絵見つけたと隣の君が笑ってるカレー屋のドア開けてチキンカレーを二つ春の風の匂いはシャツにまだ残ってる

松ばやし – 坂口恭平

棒 気になる棒 みかんの木になる棒棒 木蓮棒 白い花さくらんぼう棒 気になる棒 みかんの木になる棒棒 木蓮棒 井戸の水飲んで棒 気になる棒 みかんの木になる棒棒

露草 – 坂口恭平

波には鳥が 藻は風に揺れて海沿いの町を歩いてた忘れてった日々は 君の歌になって露草の白い花になった今も聞こえる 裸足になった水の音笑ってる君の その笑った君のほ

霧 – 坂口恭平

霧の街は嘘みたいで平気なぼくは ただ感じるままにイルカの絵がガラス窓に映り三人笑って ぼくはそれを包んで安心してぼくの眼をくり抜いてみろよ走り去る夜は まるで巨

海底の修羅 – 坂口恭平

墓場を出て丘をくだる流れをくだる舟はもういらないわたしが舟だから海底だと思っていたのは頂だったのだ不知火海墓にするには浅すぎる海陽が霧のように溶けこんで来たので

飛行場 – 坂口恭平

いなくなる時空の青が変わる風が何かを 伝えたがっているまた会う日までいつも一緒にいよういつか笑って 商店街を歩こいなくなる時空の青が変わる風が何かを 伝えたがっ

Back to top button