坂口喜咲

犬と苺 – 坂口喜咲

今からどこ行こうか
重い気持ちを薄めていたい
意味を失った指輪を外して殺して投げた

今からどこ行こうか
あなたがくれたしあわせ全部
確かに胸に刻んでも手が痺れて掴めない

ちょっと気になる女の子 ちょっと気になる男の子
浮いた気持ちはふたりの愛を削って試すのさ
やっぱりそうだ男の子 やっぱりそうか女の子
浮いた気持ちはふたりの愛をすり減らすと知って

今からどこ行こうか
あなたがいればどこでもいいよ
雨が降っても目覚ましは「起きろよベイベー今日はいい天気だ」

忘れられない 忘れられない 涙の日々を越えるのさ
粉々になる 粉々になって歩いてく
忘れられない 忘れられない 信じた道を歩くのさ
ここへ帰れよ

ふっと魔が差すエレベーター 忘れないで大事なこと
浮いた気持ちはふたりの愛をすり減らすと知って

ずっと大事にしてたのにずっと愛していたいのに

今からどこ行こうか
どこへだって行けるよね

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夏の姫 – 坂口喜咲

重たい身体ひきずって二日酔いの夕焼けへたくそなカラオケで手拍子をして笑ったなんであたしは未だにひとりでここにいるんだろう赤いソファ 破けた煙草の跡無神経な占い馬

スロープ OVER THE RAINBOW – 坂口喜咲

昼と夜が混じる冷蔵庫の中アルマンド小児科事務も不倫で 酷すぎて酔えない鯖を読んでみたいの 加藤ミリヤ青山テルマジェラピケ配る50代男がつぶれている高い音、低い音

地下鉄 – 坂口喜咲

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歌を歌うと素直になる悲しいこころ溢れ出す何故だか涙がとまらない歌を歌うと悲しくなる忘れたはずのことが胸からこぼれて揺れている忘れなくちゃいけないことなどないよね

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あいのうた – 坂口喜咲

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DECEMBER – 坂口喜咲

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ポークカツ – 坂口喜咲

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靴下 – 坂口喜咲

玄関先で帰れない いつもより少し長い喧嘩冷静なふりをして靴下なおすどうしてもう少しやさしい言葉を選んで話せないのあなたの唇触れて涙がこぼれるオレンジの金魚の真似

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