唐土久美子

槍が岳追想 – 唐土久美子

山を恋して 鎌尾根登り
ひとり山小屋 槍の肩
今も 胸を 夕映え染める
目をとじれば あの夏の日の
あゝ槍が岳 思い出の川

尾根の岩陰 肩を寄せ合い
露にぬれてた イワギキョウ
今も そこに 咲いてるだろか
目をとじれば 朝靄のなか
あゝ揺れている あの日の花が

槍の穂先で 耳を澄ませば
風の口笛 空高く
今も 胸に 聞こえてくるよ
目をあげれば 山脈(やまなみ)はるか
あゝ槍が岳 思い出の山

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鳥海山 – 唐土久美子

雪解け水が流れくる 日向川(にっこうがわ)のさざ波光る 鳥海山仰ぐこの瞳に 出羽富士はほのぼの甘い 風を呼ぶさくらの花が爛漫と 八森(はちもり)つなぐ若葉が匂う

岩手山頌歌 – 唐土久美子

あかつきの 光の中にそびえ立つ 孤高の山よ人の世の 汚(けが)れに染(そ)まず人の世の 行方(ゆくえ)みつめてゆるぎなく 動かぬ姿あゝ岩手山 わが心の鑑(かがみ

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