和田みづほ

  • 真夜中の君と僕 – 和田みづほ

    「さえないな」なんて言って 人ごとみたい笑う 三時少し散らかった部屋はなぜか居心地がよくて いつだって曖昧で 画面の文字(笑)う 一時君は他の誰かと好きな映画でも見てるのかな 真夜中に浮かぶ 雲に隠れてる月が綺麗なら いいのにな 回り続けてゆく 僕のこれからの世界いっしょに見てよ、なんて言えるわけないや最大級の低気圧が頭悩ます前に教えて 君が僕に微笑むわけを、ねえ 「大丈夫」なんて言って 扉閉めて…

  • 夜空け – 和田みづほ

    ざわつく夜に隠れ 僕の憂鬱を誤魔化すのさ片付けたこの部屋に 残る君の香り 押しつぶされそうで イラだつ僕の心 情けない想い溢れてるつまらない映画の 結末が今更さ 変わる訳ないのに 夜が回るように いつの日か 馴染んでくこの痛みも知らずにいたらもう少しだけ 強くなれたかな いつか見たこともない世界 君の手を引いて駆け抜けていくそんなイメージを遊ばせて 紛らわすだけきっと止まることない世界 君と僕なら…

  • 燈 ~Akari~ – 和田みづほ

    いま芽生えた想いも ひとり浮かべた溜息もきっとためらいながら 街の鼓動に紛れ込んでいくすれ違うだけの見慣れた人波 少し背中を押されるような気がして歩き方さえも分からない日々に 立ち尽くし戸惑い震えていても まだ見えない明日の風に怯えないでいて いま手を伸ばしてあなたの側にある大切な燈を 抱きしめて離さぬようにありふれてる戻れない時間に かけがえの無い微笑みを いま足早に過ぎた 同じ燈の街並みもきっ…

  • ふわり – 和田みづほ

    どこへ行きたいの?自分らしさって何?揺さぶられてまた 色を無くした空よ 風にまかせ吐いた声たち君に届いているのかな息が白く変わる季節は君のぬくもりに会える気がして ふわりふわり誰も一人で生きてはいけないから君の言葉が心を染めて空に色をつけた 幸せだと思う ただその日のためにきっとそう 僕ら幾つも苦しい時間を過ごすのだろう ふわりふわり心のままに浮かべた景色の中真実のことが見えているなら決して願いは…

  • もう一度 – 和田みづほ

    苦しくて切なくてそんな感情なくなればいいのに嬉しくて楽しくてそれだけだったら幸せでしょう 人混みの中一人立ち尽くすすれ違う笑顔見るの怖くて目を閉じるとあなたとの思い出がフラッシュバックするから 戻れない そんなこと分かってるけど戻れない あの頃の二人には答えなんていらないからもう一度だけ言わせて 好きだよ 蘇る記憶にまだ足を取られて踏み出せないまま あなたの笑顔、ぬくもり、仕草すべて覚えているの私…

  • No,Name – 和田みづほ

    指で触れれば 壊れてしまう浮かんで消える泡のように報われること無い この日々をそれでもいいとあやすように 風は流れた 触れられないこの痛み君は気づいているの振り子のように繰り返すの冷たく確かな音を刻んで 重ねた時間が ただただ愛しいからなびく風も断ち切れずどうかこみ上げる涙も君には見せないからその目閉じて 側にいて 変われないまま 季節は過ぎ逃げ出すすべも知っているけど君を呼ぶのだろう こみ上げる…

  • lowlight – 和田みづほ

    鮮やかに枯れる 花のように空ろげなその景色を 眺めていた優雅な音に 全て掻き消される生臭い言葉たちが 影をひそめる 踊る姿その傷はすぐに見えなくなってそれでも消えること無い疑いは グラスから溢れ出すのみ込まれそうなこの夜に 紅く揺らめく炎が 手招きするの歪な顔で蒼く醒めた面影が 甘い誘いを振り払うように don’t let me down (見つめて)崩れ落ちそうな (溶かして)夜のさ…

  • true blue – 和田みづほ

    切り裂く為の言葉も撫でるつもりの仕草も満ちる事無く欠けていく青白い夜に抱かれ 静けさが掻き毟る心地よい傷跡に失った言葉さえ色を変え落ちていくの 憧れた輝いた日々は 姿すら見えなくて狂い咲く華の色に巻かれ 遠ざかるあの日の嘘も 裏切る為の笑顔も守るつもりの願いも果たされる事無く消えていく藍色の闇に紛れ 欺いた季節さえ振り切れる事は無く囚われた記憶さえ愛おしく狂いだすの やわらかな風吹く丘には 陽だま…

  • 葉桜 – 和田みづほ

    芽吹いた命は いずれ枯れゆくもの水面に揺れて消えてく 花と四月の終わり 奏でる音も笑顔も 祭りの後のように静まり返ってしまったけど青々と澄んだ瞳 あの日に見えた光を探し続けているんだ今でも 落ちてゆく はらはら 落ちてゆくこぼれた思いまだ届かずに花の無い季節に踊らされ君に試されてるみたい 舞い散る花びら 予報はずれの雨あの日の記憶がまた蘇り目を閉じた 移りゆく君の毎日にそっと寄り添っていたいと願う…

  • to me – 和田みづほ

    久しぶりに髪を上げたらあなたが褒めてくれたToday笑顔の中に咲いた暖かな午後甘いeau de toiletteをまとって今日1日はあなただけのものになるわ 昨日のケンカはチャラにするからキスしてかまってほしいの私を愛してあなたの前の私は寂しがり屋の子猫のようで一秒でも離れたら涙が出ちゃいそうになるの to me 今日がもっと続いてほんの一瞬でも甘えていたいのあぁ あなたの1番になりたいわ 窓から…

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