吉田照美

あこがれ – 吉田照美

晴れた秋の日
男の胸に
なぜか 寂しい雨が……
愛する家族もいて
胸を張って 生きてるけれど

14~15の あの頃のまま
ふいに 姿を消して
見知らぬ 遠い町へ
乗れる列車 探してる

言葉に 出来ずに
胸のどこかで 熱く
マグマのような 憧れが
うずくまってる 子供のように

いつから そんなに
人は 嘘をむさぼり
恥ずかしがりもしないまま
生きて行けるのだろう

キリマンジャロの
上には 今も
ライオンが横たわり
見果てぬ夢 見てると
映画で 見たことがある

ヘミングウェイや
千利休のように
自分は自分のままでも
大きな力 ハネ返したい

誰かが どこかで
きっと見ててくれる…と
心の隅で 信じてる
そんな俺で いいさ

言葉に 出来ずに
胸のどこかで 熱く
マグマのような 憧れが
うずくまってる 子供のように

いつから そんなに
人は 嘘をむさぼり
恥ずかしがりもしないまま
生きて行けるのだろう

マグマのような 憧れに
涙 こぼれるけど…

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