吉田一郎不可触世界

phoenixboy – 吉田一郎不可触世界

デコイだった恋でバターになってお別れ
皮肉屋はユーモア気取ってニューナンブぎった逃走劇
あひるぐちした愛で光った街並みは眠らない
花言葉知ったかぶりして背伸びのきみはどうしようもなく

苦いコーヒーと塞翁が馬 無邪気にほころぶ細い目で
青い血管が艶(いろ)っぽいよ boy 非常にいけない気がした

嫌いな訳じゃない でもバラードは唄わない
御託が唾液と絡まって 拡声器越し 丑三つ時
ありったけ欲しがってたから彼奴も彼の子までいなくなった
鋭敏な味覚翳して刺激に慣れちゃって途方に暮れてた

甘い洋菓子と反面教師 漆黒になびく髪のwaveと
似合う頬紅がうざったいよ boy 無性に触りたい色だった

息がとまるファッシネイトが 朝に溶けてわたしを見てる
カラフルだね 行きずりだったくせに

微熱が下がらない 未だマス対マスかき迷路
どんぶりで私腹を肥やして ピンハネで錦飾ってんだって
あまりにも興味がない 灼熱の不死鳥へと蘇った
橙に翅を燃やして警笛の向こうへ飛び去っていったね

身から出た錆が感染経路 顎に押し付けた散弾銃で
意味なんて初めっからないよ boy いつかは壊れる気がした
苦いコーヒーと塞翁が馬 無邪気にほころぶ細い目で
青い血管が艶(いろ)っぽいよ boy 非常にいけない気がした

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禁断の宮殿 – 吉田一郎不可触世界

この火種を 消し忘れ 全ての物 焼け落ちたら…薄笑みを浮かべたまま モク燻らす五月蝿いから とめてくれソーシャルロックンロール聞き飽きたら歩けば風が歌うぜ 雨が

恐怖の地縛霊 – 吉田一郎不可触世界

きみのことを見ているよ ぺらぺらのしろいおばけまるい目をまあるくして ほら きみのことがすきなんだチーズバーガーを買ってきたよぼくのぶんもきみが食べていいよカッ

B面のまほろば – 吉田一郎不可触世界

どっかで拾った100円ライターのガスが小刻みに揺れてる液体と気体のあいだ どっちにも寄りたくない気持ちだぐにゃぁっと曲がるラバーポール蹴って脚に意味のない感覚と

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海が聴こえる街 母の後部シートで真夏の匂いに燥いだ犬が吠えてた父は作業場で口笛を唄ってるあのこに負けぬよう背伸びをして過ごしてたきみと出会ってから 猫が好きにな

えぴせし – 吉田一郎不可触世界

化石になってる 恐竜は死んでいたきみのくちの形に 見惚れてしまったよやさしさを食べさせてあげる 憎しみを味わわせてあげる記憶の深くで赦しを乞う時間油粘土みたいに

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荼毘 – 吉田一郎不可触世界

マッチを擦って要らないを荼毘に付す新聞紙の種火に焼べた木がパチンと鳴くマッチを擦って不甲斐ないを荼毘に付す不貞腐れた燃え方で黒い煙が目に染みる見たことのない文房

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僕と悪手 – 吉田一郎不可触世界

君はいつだって 現状に満足できないふうだね過去に縋ったって 張りぼては取れて無くなってるよエタノール滴ってた言葉たちが 尖って聞こえた気がしたのは思い込みなのさ

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