吉田一郎不可触世界

BPM108で蛹は蝶になる – 吉田一郎不可触世界

ずっとほころびだらけで気づいた時は手遅れ
染み込んで今さら消せないさ
やっと取り戻したけど 平気なのは見た目だけ
そんな簡単にはいかないか

なんでこわれるの どうしてなおせないのかな
小人が騒ぐ声

搖れる過去 脳裏が バイアスで塗り替えてる
夏の海燕が 番いで翔んだ よごれて見えた

かくもこの時代が よごれてた
過ぎた日の青さが よごれてた

やっぱ心臓が止まるまで 最後のひと呼吸まで
レコーダーに吹き込んで果てようか

なんでないてるの どうしてかなしいのかな
蛹は蝶になる

剥いたグレープフルーツを丸ごとで頬張ってる
街のセミクジラは 燥いで跳んだ 幼く見えた

マクロと寝るミクロ よごれてた
腐り落ちたゲノム よごれてた
正しく間違えて よごれてた

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禁断の宮殿 – 吉田一郎不可触世界

この火種を 消し忘れ 全ての物 焼け落ちたら…薄笑みを浮かべたまま モク燻らす五月蝿いから とめてくれソーシャルロックンロール聞き飽きたら歩けば風が歌うぜ 雨が

恐怖の地縛霊 – 吉田一郎不可触世界

きみのことを見ているよ ぺらぺらのしろいおばけまるい目をまあるくして ほら きみのことがすきなんだチーズバーガーを買ってきたよぼくのぶんもきみが食べていいよカッ

B面のまほろば – 吉田一郎不可触世界

どっかで拾った100円ライターのガスが小刻みに揺れてる液体と気体のあいだ どっちにも寄りたくない気持ちだぐにゃぁっと曲がるラバーポール蹴って脚に意味のない感覚と

UmiToKoe – 吉田一郎不可触世界

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荼毘 – 吉田一郎不可触世界

マッチを擦って要らないを荼毘に付す新聞紙の種火に焼べた木がパチンと鳴くマッチを擦って不甲斐ないを荼毘に付す不貞腐れた燃え方で黒い煙が目に染みる見たことのない文房

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僕と悪手 – 吉田一郎不可触世界

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