吉永小百合

遠い国の古い伝説 – 吉永小百合

遠い国の 古い伝説(おはなし)
昔 一人の娘がいました
海のほとりで 若者に出逢い
娘は はじめて恋にも出逢った

その若者は 船乗りでしたが
ひとめ見たとき 娘は思った
今この人と めぐりあうために
私は この世に生まれてきたんだわ

恋人たちは 結ばれました
泣きたくなるほど 幸福でした
花嫁衣装の 仕度をしながら
娘は 神に誓うのでした

愛する人が 海で死んだら
私も海に 身を投げるでしょう
愛する人に 抱かれて行くため
私も波に 流されるでしょう

その時 神に誓ったそのとき
暗い運命が 嵐が海が
あの船乗りの 生命を奪った
娘は 知らずに待っていました

悲しい報せを 受取ったのは
結婚式のその朝でした
花嫁衣装を着たまま 娘は
旅に出ました 帰らぬ旅に

道は小雨で 煙っていました
おかげで誰かと すれちがっても
娘の頬を 濡らす涙を
ふりむいてみる人は いません

町は祭で 笑っていました
夢中になって 踊っていました
哀れな娘の噂を聞いても
みんなは すぐに忘れるでしょう

夜の海に 浮かんでいます
花嫁衣装の 白いヴェールが
やがて 波間に消えて行きます
靴だけ岸辺に残っていました

愛する人が 海で死んだら
私も海に 身を投げるでしょう
愛する人に 抱かれに行くため
私も波に 流されるでしょう

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