吉永小百合

あしたが見える丘 – 吉永小百合

古い日記の ページの中に
涙でにじんだ 青いインクよ
今は帰らぬ 若き日のこと
時の流れは 哀しみさえも 懐かしくする
心に浮かぶ あの人の顔
あしたが見える 港の丘が
最後の場面で とぎれたままで

四ツ葉のクローバー 悲しい栞(しおり)
愛という文字を いくつも書いて
遠い月日を 指でめくれば
時の流れは 映画のような 小説になる
心に浮かぶ あの時代(ころ)のこと
あしたが見える 港の丘も
いまではホテルが 空まで伸びて

心に浮かぶ あの頃の青春(ゆめ)
あしたが見える 港の丘は
想い出の中で 寂しいままで

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夢千代日記 – 吉永小百合

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奈良の春日野 – 吉永小百合

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キューポラのある街 – 吉永小百合

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天満橋から – 吉永小百合

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愛と死のテーマ – 吉永小百合

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