吉木りさ

  • 帰ってこいよ – 吉木りさ

    きっと帰って くるんだとお岩木山で 手をふればあの娘は小さく うなずいた茜の空で 誓った恋を束京ぐらしで 忘れたか帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 白いリンゴの 花かげで遊んだ頃が なつかしい気立てのやさしい 娘だったよお前の嫁に 欲しかったねとおふくろ今夜も ひとりごと帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ 可愛いあの娘の 帰る日をお岩木山で 今日もまた津軽の風と 待っている忘れはしま…

  • 夜桜お七 – 吉木りさ

    赤い鼻緒がぷつりと切れたすげてくれる手ありゃしない置いてけ堀をけとばして駆けだす指に血がにじむさくらさくらいつまで待っても来ぬひとと死んだひととは おなじことさくらさくらはな吹雪燃えて燃やした肌より白い花浴びてわたしは 夜桜お七さくらさくら弥生の空にさくらさくらはな吹雪口紅をつけてティツシュをくわえたら涙がぽろりもうひとつぽろり 熱い唇おしあててきたあの日のあんたもういないたいした恋じゃなかったと…

  • PERMANENT SUMMER – 吉木りさ

    追いかけて 追いかけてよpermanent summer きらきら3D時間を止めたいの可愛いひと 見てるだけでシアワセになる星をあつめる瞳 本気なんだね ぎゅっとつかまえて幸運の女神夢がかなうように 追いかけて 追いかけてpermanent summer真夏の天然色 翳りなんて知らないヒカリのドライブで 銀色メロディ隣にすわらせてお友達にもっとなりたいんだ消えない愛 永遠プールあなたの パーティも…

  • カラフルな世界 – 吉木りさ

    イマを楽しまなくちゃカラフルな世界は何色してる? 24時間じゃ 間に合わないよアレもコレもしたい 欲張りすぎちゃう仕事終わりタクシーで 家に帰るだけなんて嫌です おサイフの中が 少しピンチでも欲しい物だらけ 我慢できないよ髪型も変えたいし 流行のスカートだってはきたい ワガママな私も キライじゃないの底なしの願いは 叶えるためにある イマを逃したくない頭の中は“I WANT TO”あふれてるよイマ…

  • Dual – 吉木りさ

    「やだ無理!」 真夜中の誘いの電話 1分で切った“突然”に釣られるほどチープじゃない せめて3日以上前に アポ取って出直して話ならそれから …なんてね 待ってて! すぐ駆けつけるよ そして朝まででもつきあってあげるどんな顔して会えばいいのかな わからないかけひきがヘタすぎて態度はなぜか鞭 本音は飴なのに 「泣くなよ男だろ!」 イラってなる 美容に悪いわ軟弱な草食 面倒見切れない 弱音吐くの いつも…

  • 色文 – 吉木りさ

    燈り灯せば浮かぶ 夕闇の淡い影法師染まる楓の木の下で唐衣に落ちた 儚い恋詩 貴方を想い胸が痛む時は永久の様眺めた先の朱い水面に恋心重ね 泡沫の幻に逢えぬ姿探し悪戯な宵闇は貴方隠し辛いや艶やかな宴背に見上げるは眉月…いとゆかし 呟き 綴る文の音 絶えず聞こえる 誰か呼ぶように鳴く鈴の音に心揺らされ零した吐息は流れる秋風が運ぶ 微かに残る彼岸花の香り愛しくてまだ見ぬ貴方 筆を走らす姿 想い描く 詠いあ…

  • 月は瞬いている – 吉木りさ

    流れる蒼の風景揺らめいてる 音もなくまだ眠らない暮らしが窓の灯りに輝いてる 今夜も話しすぎてしまったアノヒトといるとどうして涙ほどけるこの夜に答えまで捜しだせる 月は瞬いているまだ見ぬ裏側せつなく美しい心と感じる 親友に なれたらって時間さえ忘れて語りあってまた会おうって微笑んだ夜明け 静かに光る強さが横顔からあふれてた何か欠けたという時は闇にまぎれて休めばいい 見せたくないと願う場所なら開くまで…

  • どれどれスパイス – 吉木りさ

    路地裏の隅っこ 瀟洒なレストラン使い古された作戦で まさかわたしが釣れると思ってるのね 気取って襟を立て あなたが手を振るしたり顔で指差すのは そう 並んだテーブルの上のディナー こなれた言葉で「どうぞ」 手慣れた仕草で「どうぞ」さあこの恋のお味は どんなもんでしょう あれあれペッパー どれジンジャー あなたのスパイスを見せてありきたりな刺激なら 門前払い お門違いやれやれナツメグ コリアンダー …

  • ラブリィ ラブリィ ラブリィ – 吉木りさ

    Lovely Lovely Happy Day (Sweetie Sweetie Time)Lovely Lovely Magic Night終わらない(永遠の)夢を見せて このまま デート日和 ボートふたり占め(キミひとり占め)デッキの先 ひかり乱反射(ビューティホーセイリング)お茶にショッピング 映画も見て(するり)過ぎてく1日 あっという間(一瞬のようね) ふわふわ(ほわほわ) 雲にも(なぜ…

  • わたし、もっと – 吉木りさ

    まさか私の瞳から こんな涙がこぼれるなんてそれはそれは冷たくて 昨日までのぬくもりを流していったの 「綺麗だね」「そうだね」そんな他愛もないことでいいのそれがわからなかったなんてね今さらだけどだって、急なことだったから 未だにそう わたしもっと君といられると思ってた当たり前だったあの駅にももう行かなくなるんだろうな ダメになりそう 君をもっと大事にできていたらな…想えば想うほど辛いだけわたしもっと…

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