吉岡秀隆

無明 – 吉岡秀隆

oh 俺達の時はこのまま終われやしないと明け方の街
oh スピードに身をゆだね赤く光るシグナルを蹴飛ばして
oh 殴り合う意味などないと知りながら敵を探し続ける
oh 時の速さに心はゆずれない
俺達は今を生きてることの証が欲しいだけ
夢見た夜はやがて日常に変わること
許せず砕けた気持ちをかき集めている
oh こんなはずじゃないと誰かがつぶやいたこと忘れはしない

oh この涙の訳は闇とともに消えるまで走ろうか
oh パクられた夜にあの娘の名前を叫ぶお前が街を呪う
oh 誰のせいでもない お前も俺も最後はいつも一人さ
路上に身をひそめ夜が来ることだけを望み
母の帰りを待つ飢えた少女の瞳のように
越えられぬ壁にため息を一つ吐いてみれば
誰もがきっと気づき始める奴らのやり方
oh こんなはずじゃないと街を呪うノイズが今夜も路上に響く

わけなどないのさ すべてがバカげていることも
何かが少しおかしい夜に夢を見ていただけ
oh 俺達の時はこのまま終われやしないと今夜も…
今夜も…

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工場跡の空地 – 吉岡秀隆

工場跡の空地 俺達バイク並べてはくり返す仕事と笑い話の日々あの頃俺達十六で汗にまみれてたたきつけるようにどこまでも走ってたoh だから今胸がきしむ かなわぬ夢を

分岐点 – 吉岡秀隆

ひかれたレールの上を歩く君は明日をも見えないこの僕を笑うだろうか自由という名の孤独の中で満たされぬ心ひきずってなお夢を追うことはそんなにバカげてるか見知らぬ誰か

北風に吹かれて – 吉岡秀隆

北風に吹かれて駅へ続くいつもの道をふり返る余裕もなくただペダルをこぎ続けてるこの街で描いた果てしなくでかい夢って奴をふり切るように髪なびかせ日常にまぎれ込んでく

心弱き君へ… – 吉岡秀隆

心弱き君の口癖はいつも僕を突き放す行き交う人々わけもなく見てる二人ぼっちくり返しでも生きてゆけると君にささやくうずくまり泣きじゃくる君は耳をふさいでいるどんな愛

どうしようもないこと – 吉岡秀隆

どうしようもないことなんて世の中にはいくらでもあるたとえば愛した人が僕の手を振り切ることはりさけけそうな胸を抱えそれでも働く続け存在理由すらなくして誰を演じよう

この街の二人 – 吉岡秀隆

生まれた街を遠く離れ一人暮らしている君だからやりきれず涙みせるのもわかるけど僕は生まれたこの街をにらむ君の素直な心があきらめそうな僕には必要なんだいつか君をやさ

吐いたツバ – 吉岡秀隆

それでも生きてゆくことが一番、一番難しいんだこの街じゃ死ぬことを恐れて生きることができないなら死んだほうがましさ路上でうずくまる人を見た 見て見ぬフリをする人も

月 – 吉岡秀隆

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ラストソング – 吉岡秀隆

一人ぼっちで僕はどこまで歩いてゆけるというのか背負いきれぬ痛みの数だけ夢を見てしまうのは何故だろうはいつくばり立ち上がること君は教えてくれたもう君の後も追えない

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