吉井レイン

  • 嵐 – 吉井レイン

    夏の始まり サンダルを履いた少年たちが海へ向かう氷の溶けたラテに太陽の光が波のように揺れる ただ淡々と仕事をする 日めくりカレンダーみたいに過ぎ去ったなら さっさと破かなきゃ 私の恋の嵐は あなたを巻き込めずに誰も知らない 名もない海で ほどかれ溶かされてゆくの レジを打ってるバイトの女の子 汚れのない白いシャツ 机には小さな水たまり 薬指でそっと拭った頬の涙 まだ流れたまま 私の恋の嵐は 風もな…

  • ピルケース – 吉井レイン

    小さなピルケースのようなこのハートに詰めた切なさの欠片が溢れ出しそう そのままにしておけないから 一粒また一粒と飲み込んだらひとりの夜には苦くて泣けてくるよ 一思い二思い百思い千の夜をも集めてみても ほんの少しも君には近づけはしない何より悲しいのは気付かれないことじゃなくて君への想い 諦め方を忘れてしまうことかも 狭いベッドは今 惨めな隠れ家でここにいる限り 誰も私を責めない シーツの隙間から夜空…

  • アンモナイト – 吉井レイン

    偶然を装ってる さりげなく振る舞ってるキミの視界の端々に 何度となく割り込む いつの間にか 記憶の中に 忍び込んでいれたらいいなそれは時間に風化しない 化石みたいに アンモナイト 丸まっている格好で seventh heaven キミの奥深くアンモナイト 声を潜めたまま seventh heaven 眠っていたい 姿は地味に見えても 見る夢は極彩色撹拌させるイメージ 混じりあうボクたち いつの日に…

  • Faded – 吉井レイン

    私がほんの少し動いただけでもファインダー越しに怒る君の声本当は並んで映りたかったけど真剣なまなざしも幸せだった Without you, in a faded photographas,everytime too, my heart too,Memories left in the past days, Never, Cannot pick it up. 君に会いたい泣きたい問いたい触れたい触れら…

  • LOGIC – 吉井レイン

    Shut 生意気な青い鳥が啼いているMark 唇が乾きひび割れてくのをShut 痩せた木の枝から退屈そうにMark 私から明日を遠ざける不吉 誰でもいいわけじゃない 握り返した指太陽と戯れてた影が伸びて Twilight もう何も見たくないのに 月は夜をこんなに照らしているの?銀色の産毛が光っているあなたの背中が…立ち尽くしているだけでも 風がどこか彼方の悲しみを連れそれは美しい旋律にのった甘い暗…

  • Just One – 吉井レイン

    遠くで夏の終わりを告げる雷鳴が聞こえるひとりなら泣いていたかもしれない いまボクの横 寝息を立てるキミ唯一大切うなことをちゃんと知っている いまボクの横 寝息を立てるキミ唯一大切なことをちゃんと知っている あの雲がここにも雨を連れてきてもボクらの未来をまるごと覆い隠しても いつでもそばにいたいよ with you キミの温もりずっと頬に感じていたいもしボクの想いがわからなくなって不安な そんな夜は…

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