古谷智志

Naked Life – 古谷智志

好きなものは好きと言えた自分でいたけれど

手にしたものの数だけ 守るべきものが増えて
苦しくなってしまった

何か大切だったのかさえ わからなくなりそうで
ぼんやり街を歩けば 人波に追い越されて 取り残されている

ああだこうだ理由つけて
不甲斐のなさを納得する方法なら知っているよ
そしていつか

ありのままが一番いいと きっと僕は気付いてしまったんだ
「これが正解」と言えない今は
ただ嘘はなく生きていくことだと思うんだ

手当たり次第の恋を やみくもに続けて
結局見つけたものは 夢でもなく愛でもなく ただの痛みだった

数知れぬ偽りが今 真実示す
今日まで僕はどれだけ嘘を重ねてきたのだろう…

ありのままが一番いいと きっと僕は気付いてしまったんだ
見えなくたって探そうとするよ
僕という意味を 方程式のような日々の中

苦しみとちゃんと向き合えず理想に逃げてばかりいたよ
でも見上げれば空が近くに感じられた
それこそが確かなもの ほら手が届きそうだ

ありのままが一番いいと いつか誇りをもって言えるように
明日を待って 格好をつけて
未だ知らない自分に出会うため歌うんだ
僕に出会うため歌うんだ

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