古川慎

miserable masquerade – 古川慎

新しい 秘密重ねて
嘘を燃やすように
心まで奪いたい
憂いに咲いた花

壊れた ブラフの隙間
間違い探しの逢瀬
きっと いつかは果てる夢
互いに情を 欺いてる

邪な 恋情は
浅はかな想い隠した
音を濡らして 視線交わして
夜と踊ろう

焦がれた宝石が
揺らめく瞳は
僕を透かして
愛しい影を 追いかけてる
溢した 一雫
滲んだ刹那が
見えない仮面で 拭えない
今宵も胸を刺す
miserable masquerade

ありふれた 言葉の雨に
甘えてしまう
微笑みにまた狂わされ
2人違う夢

優しい気遣い(リード)だけじゃ
君を 攫えない
傷んだ心繕って
無理に微笑わなくていい

憂鬱も 悲しみも
僕の手は 拭いきれない
無知の仮面(フリ)千切れそうな
胸が痛いよ

唱えた 呪文が今
夜に舞い消えた
追い詰められた 子供のような
震える君へ
想いは 放たれて
後悔が残る
本当の心晒した夜を
笑えればいいのに
miserable masquerade

応えた 音が今
雪のように消えた
僕らの距離と最後の言葉
もう 戻れない

焦がれた宝石が
揺らめく瞳は
無様な夢を破り捨ててく
ああ 止まらない
溢した 一雫
壊れた刹那が
舞踏会(僕らの嘘)に幕を引く
最後の夜にしよう
さようなら masquerade

仮面を捨てたあの日 君は….

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