あゝ言葉の隙間埋める様に
古い自販機で二つソーダを買って
誰もいないホームに二人きり
できるだけ普通にしていたかったけど
“指切り、いつかこの場所で きっとまた会える”って
“その日も変わらない貴方でいて”
答えは言えぬままこの手握り返した
泪声悟られるのが怖かったから
あゝ気付けば西の空は燃えて
並ぶ二つの影が細く伸びた
遠くから響く汽笛の音
若すぎたこの恋の終わり告げる
さよなら、僕は狡いから 思ってもない癖に
背中押す言葉を探していた
君も同じ様に無理に強がってたろう
頷いた両肩が震えてたから
遠く東の空に丸い月が上って
君がこの街にはもういなくって
僕は誰もいないホームで一人きり
手を振った方角をただ見つめていた
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