原由子

  • Good Times~あの空は何を語る – 原由子

    魂震えた この地球(ほし)が 今向き合う 現実に欲望渦巻く自我(エゴ)を「幸せ」と呼んで 良いのかしら? 人間(ひと)がこの世に生きる限り それは裕福(ゆたか)になって失う事の 繰り返し あぁ 何度も叫び続けた歴史に何を 学んで来た Good Timesあの日の空は ずっと澄んでいたね 廃墟の中で 悲しみの歌が響く 遠い街「愛と平和」が絵空事みたいな時代に 誰がした? 怖いものなんて 何もなかった…

  • 夜の訪問者 – 原由子

    アタシお化けの正体を見た毛糸の帽子被って立ってた 夢が綻び破れた時代にそんな出逢いが恋しくなったよ 赤い海 空西陽が燃えてる俯くキミはどんな顔? 嗚呼 この世に未練もあるでしょう語り明かそうか朝が来る前に キミのハートをおむすびにしたよきっと塩っぱい味がするんだろう 恋も土壇場シーツに包まりこんな夜中に遊んでカッポレ 悪い奴らが蔓延る世の中スマホの中に誰かいる 嗚呼 闇夜に不意打ち食らって生きてる…

  • オモタイキズナ – 原由子

    ある日私は見た咥えタバコの君この街を出たなんて噂には聞いたけど 思い出に蓋をして明日を生きるには千切れた ふたりだけの腐れ縁(きずな)が重い 背中を合わせてずっと真逆の方角へ誰にも内緒で歩いて来たふたりだった 心配しないで一人寝も慣れたわ雨のち孤独なBaby Don’t You Worry!! よくある歌謡曲(うた)のような港に立つ女舫(もや)いを解き舟が出て行くのを見ていた 割れたガ…

  • スローハンドに抱かれて (Oh Love!!) – 原由子

    「スローハンド」と呼ばれてちょいと人気のあの子後でベックとペイジも同じバンドで演ってた 「神様みたい」だって洒落た伝説になって夢のような時代(とき)が動き始めた 噂通りの男さ顔も性格もイイアタシ好みじゃないけど誰も放っとかないよね パティ・ボイドみたいに彼の虜になっちゃうよ海のような 碧い瞳ヤバいね Oh Love!! (Love!!)いたいけな少女が燃えそうなダイナマイトでハートに火をつけられ …

  • 旅情 – 原由子

    風立つ野辺に茅(かや)の穂が揺れる川面に映える群れは鰯雲 夢を紡いで歩き続けた頃の行くあてのない旅が心に蘇る 色づいた 紅葉の丘に立ち見下ろせば 遠き故郷 さりげなく 私を誘うように旅の空 気まぐれな秋の風 日暮れを待たず月が顔を出す森の木霊(こだま)か鈴虫(むし)の鳴声(こえ)がする 誰にも告げず人知れず咲く花と女ひとりの旅に彩りをください あけび生(な)る 木立は山深く薄墨の闇が迫り来る 人恋…

  • 千の扉~Thousand Doors – 原由子

    律儀な時間(とき)の歯車(ギア)がお日様 釣り上げるたび続く多忙な日々に軋(きし)むね 心が 通勤の ラッシュに揉まれいつか夢は破れた Unlucky boys… 嘆かないでサボろうよ自分 たまには『歩』くという文字は『少』しは『止』まれって書くんだよ 幸せ掴まなきゃと世間に 脅迫されて頑張りすぎた恋は痛いね 笑顔が 運命を 書き換えるならまず自分を変えなきゃ Unhappy girls… 泣けば…

  • 初恋のメロディ – 原由子

    針を落とせば蘇る青春が弾けそうな真夏の夜二人で聴いた古い レコードが優しく時の流れ 巻き戻す 少しオマセな君がいて「『いそしぎ』はボサノヴァが一番だよ」と私は意味が分からないフリしていきなり抱きついた事があった 心に初恋のメロディ幼き日に覚えた夢のハーモニー歳を取るのも悪くない喜び悲しみ いつも 歌ってた 空の 彼方にいる君へもう一度逢えたなら あの歌で踊りませんか?お酒飲みながら部屋の明かり消し…

  • ぐでたま行進曲 – 原由子

    たまたまぐでたまに 出会った日からゆらゆらゆるやかに 時が流れるよ ねこまんま 大好きさ たまにはいいよねおしょうゆ 少しだけ 今日も健やかに なんなんなんでどうしてやんやんやる気出なくてそれでも明日晴れるやきっとやる気出す きっと歩き出す たまたまぐでたまに 出会った日からゆらゆら風まかせ 旅をしてきたね このまんま どこまでも 一緒に行こうよおしょうゆ 好きなだけ かけてあげるから なんなんな…

  • 鎌倉 On The Beach – 原由子

    朝靄漂う モノクロームの海辺で裸足の指に絡む 砂が冷たい 風さえまだ無く 潮騒だけが響く角のとれたガラスを 拾い集めてた 濡れたサンダルを脱いで 茜色に染まり始めた東の空 手を合わせて ほら幽玄の風 鳴いて ヒューララ Oh Oh生かされて私は ここで 幻想(ゆめ)を見る 盂蘭盆会の参道(みち) すれ違うのは誰?思わず 振り返れば 人影のつむじ風 山の端さやかに 夏が両手を広げた飛び交う鳥の声に …

  • ヤバいね愛てえ奴は – 原由子

    誰もいない部屋僕だけが棲む世界ドアを開け放って花を飾ったって訪れる者は無い 幸せ探し傷つき悩みながら鏡に向き合うと虚な目の僕が溜め息で曇っていく もっと素直にココロとカラダ重ね合わせただ赤子のように 分かってないよね?分かってるんならマルっと愛受け止めて 黄色と黒の蜘蛛が糸を紡いでた光に蠢いて獲物を待ち受けて誇り高く生きていた 君と寄り添い街中をクロールしたいと思ったそれぞれの季節に やるっきゃな…

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