男ひとり はぐれ雲野末を渡る 風に吹かれるおまえの面影 心に抱けば肩にとまる 赤とんぼ男ひとり ちぎれ雲心の隙間 おまえを偲ぶ惚れていたのさ 忘れはしない夢は儚く 陽は落ちる男ひとり 流れ雲渡れぬ川の 岸辺にたてば汽車の汽笛が 明日へ向かう心揺らすは 枯れすすき