原田ゆかり
女… そして女 – 原田ゆかり
切り花一輪グラスに挿して
おくれ髪そっとかきあげる
追えばつらさがますものを
酔うほどせつなくこころを濡らす
雨雨…いつあがる
おんなの涙はいつ晴れる
あなたも悩んだわたしも泣いた
ふたりの愛の行く末に
なんで逢わせたいたずらに
運命というにはあきらめきれぬ
雨雨…いつあがる
おんなの涙はいつ晴れる
ちいさな背中でため息ついて
鏡にむかい口紅をひく
更けて灯りが消えてゆく
ひとりじゃ眠れぬあなたが欲しい
雨雨…いつあがる
おんなの涙はいつ晴れる
切り花一輪グラスに挿して
おくれ髪そっとかきあげる
追えばつらさがますものを
酔うほどせつなくこころを濡らす
雨雨…いつあがる
おんなの涙はいつ晴れる
あなたも悩んだわたしも泣いた
ふたりの愛の行く末に
なんで逢わせたいたずらに
運命というにはあきらめきれぬ
雨雨…いつあがる
おんなの涙はいつ晴れる
ちいさな背中でため息ついて
鏡にむかい口紅をひく
更けて灯りが消えてゆく
ひとりじゃ眠れぬあなたが欲しい
雨雨…いつあがる
おんなの涙はいつ晴れる
粋な都々逸 水注すように何さ今頃 逢いに来て夏は名ばかり ハートは寒い町の野良犬 おねだり渡世あんたちっとも 治らないO、O、Oh 富O、O、Oh 富 No、N
女心も 知らないで雨に消えてく うしろ影せめても一度 もう一度 抱いてよあなたダメねダメね いやねいやね泣けてくるほど 惚れたのよ夢から夢へ 夢から夢へあなたき
あなたが忘れた故郷はあなたを忘れていませんと書いた手紙の重たさに女はため息つくのです風はこんやも北々西九十九島に星あかり過ぎた恋など抱きしめて夢を頼りに眠ります
好きでお酒を 飲んじゃいないわ家にひとり帰る時がこわい私よあのドアを開けてみたってあなたはいない暗い闇が私を 待ってるだけよまた長い夜をどうしてすごしましょう愛
惚れたおまえとしみじみと盃かわす旅の宿久しぶりだななあおまえほんと久しぶり生きるに下手なこの俺をささえてくれたいい女つらいことなど忘れたと笑って酒を注ぐおまえ酔
命かけても 添えない人と知っていながら 惚れました死ぬほど好きなの ねぇあなたつれて逃げたい あの世まで……燃えて 燃えて 燃えて 燃えて哀しい一夜の夢に生きる
為せば成る成る 為さねば成らぬどんとやりぬけ 男なら腹におさめた 大きな夢を捨ててたまるか ぶち当たれ意地だ根性だ 大勝負惚れていりゃこそ 笑顔のままで俺のあと
女がひとり 手酌で呑んで みっともないね唐紙ごしに ひそひそ 誰の声…(ヘイヘイヘイ)ほろ酔い箸で 来ぬひとの名を お膳に描けば大川端に 暮六つ 鐘が鳴るあたし