原田ゆかり

さだめ花 – 原田ゆかり

命かけても 添えない人と
知っていながら 惚れました
死ぬほど好きなの ねぇあなた
つれて逃げたい あの世まで……
燃えて 燃えて 燃えて 燃えて哀しい
一夜の夢に
生きる女の あゝ運命花

逢えぬつらさに 眠れぬ夜は
髪の芯まで すすり泣く
死ぬほど好きなの ねぇあなた
つれて逃げたい あの世まで……
燃えて 燃えて 燃えて 燃えてせつなく
名前を呼べば
影もやせます あゝ運命花

こんど逢えたら いとしい胸に
あつい吐息で 炎をつける
死ぬほど好きなの ねぇあなた
つれて逃げたい あの世まで……
燃えて 燃えて 燃えて 燃えてこがれて
ふたりの夜を
そっと待ちます あゝ運命花

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Oh 富! – 原田ゆかり

粋な都々逸 水注すように何さ今頃 逢いに来て夏は名ばかり ハートは寒い町の野良犬 おねだり渡世あんたちっとも 治らないO、O、Oh 富O、O、Oh 富 No、N

夢見鳥 – 原田ゆかり

女心も 知らないで雨に消えてく うしろ影せめても一度 もう一度 抱いてよあなたダメねダメね いやねいやね泣けてくるほど 惚れたのよ夢から夢へ 夢から夢へあなたき

風はこんやも北々西 −西海恋絶唱− – 原田ゆかり

あなたが忘れた故郷はあなたを忘れていませんと書いた手紙の重たさに女はため息つくのです風はこんやも北々西九十九島に星あかり過ぎた恋など抱きしめて夢を頼りに眠ります

酒場にて – 原田ゆかり

好きでお酒を 飲んじゃいないわ家にひとり帰る時がこわい私よあのドアを開けてみたってあなたはいない暗い闇が私を 待ってるだけよまた長い夜をどうしてすごしましょう愛

つれあい – 原田ゆかり

惚れたおまえとしみじみと盃かわす旅の宿久しぶりだななあおまえほんと久しぶり生きるに下手なこの俺をささえてくれたいい女つらいことなど忘れたと笑って酒を注ぐおまえ酔

大勝負 – 原田ゆかり

為せば成る成る 為さねば成らぬどんとやりぬけ 男なら腹におさめた 大きな夢を捨ててたまるか ぶち当たれ意地だ根性だ 大勝負惚れていりゃこそ 笑顔のままで俺のあと

元禄花見踊り – 原田ゆかり

女がひとり 手酌で呑んで みっともないね唐紙ごしに ひそひそ 誰の声…(ヘイヘイヘイ)ほろ酔い箸で 来ぬひとの名を お膳に描けば大川端に 暮六つ 鐘が鳴るあたし

女… そして女 – 原田ゆかり

切り花一輪グラスに挿しておくれ髪そっとかきあげる追えばつらさがますものを酔うほどせつなくこころを濡らす雨雨…いつあがるおんなの涙はいつ晴れるあなたも悩んだわたし

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