南條愛乃

螺旋の春 – 南條愛乃

暖かく乾いた風が 吹いてきて梢が色づく
細くて折れそうだった枝 今では蕾を抱えて春を待つ

去年とは何が違うの? 繰り返す木々に問いかける
重なり合う時は少しずつ変わって
それは有限のSpiral

迷っても 笑っても あしたになれば咲くでしょう
そうして 未来に繋げるために花びら降り積もる

ただ通り過ぎて 続いていく
またここに戻ろう

暖かな雨が降るのは 大地へと空が贈るギフト
見上げて涙に混ざれば なぜだか心も潤い増してくる

小さな芽 命の欠片 同じように伸びる蔓には
記憶された季節 螺旋描くdestiny
それは無限大Helix

苦しくて目の前が 見えないこともあるでしょう
それでも 未来に向かって手を伸ばすことやめないで

迷っても 笑っても あしたになれば咲くでしょう
そうして 未来に繋げるために花びら降り積もる

いつか思い出す 螺旋の春
始まりはここから

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