南條愛乃

  • 打ち上げて花盛り – 南條愛乃

    何を怯えて俯いてる 大きな瞳に涙溜めてああだこうだという人たち 数え出したらキリがない 言われた事に従ってる あなた自身は満足か本当は違うと言いながら どうして今日も俯いてる さあさ往け 今打ち上げて花盛りその選んだ路が 生き様よ躊躇いも全て 燃え尽きるでしょうこの広い空の果てにさあさ往け 今打ち上げて花盛り心からの言葉 口にして輝いた あなたの本当の笑顔誰ひとり 曇らせは 出来やしないでしょう …

  • 静夜行 – 南條愛乃

    宵に華ひらき 紅く 闇染めて街に掛かる灯は ゆらり 酔い痴れた あてもないままに 独り 彷徨えるひとけない路に ふらり 逃げようか のさばる声を置き去りに 外へと 先へと 歩んで広がる冬の荒れ野には 風なく 音もなく 月だけ 行けども 行けども 止め処なく溢るるは この心 ひとつでしょう遠ざかり 解き放ち 高鳴る胸は喧騒に 消えかけた 導だ 今宵はどこを目指す? 飛び交う言葉は 淡い うたかたで戯…

  • 最初の10歩 – 南條愛乃

    いつもの駅に立って 快晴だと気付いた空に向かって背伸びした着慣れない服を着た あの日の自分が今はちょっと眩しくて 理想を詰め込んだ鞄は重すぎて壊れたベンチでため息ついたunlucky day 次の駅まで乗り越してみよう <you have your way>今日の景色は明日じゃ見られないから <get a small chance>少し飽きたら途中下車で歩こうそれもきっと 今の本当の私で振り返れば…

  • 「だけど」 – 南條愛乃

    この日が僕ら過ごす最後の日だね今日くらいは君のお願い全部叶えたい すれ違っていく日々を止めずそれなのに 離れずいると思い込んでは傷つけた いつだって いつだって 想ってただけど自分の夢をまだ追いかけたくて出来るなら 出来るなら 一緒にいたいだけど言葉を飲み込んだ この日が私たちの最後の日だね今日くらいはカッコつけてね覚えてたいから 知っていたよ あなたの瞳に私はもう映っていないこと遠い世界を見てる…

  • ゆれる金魚鉢 – 南條愛乃

    ゆらゆら漂う 住み慣れた世界与えられたもの 疑うこともせず いつからわたしは 夢を見てない繰り返されてく 毎日にしがみ付いた 細い指先についてくる 生きる糧を求めてそれは当たり前に愛しく 映るのでしょう 金魚鉢の中で泳いで 狭い世界で可愛く生きて知らないままなら良かったのに 知ってしまった外の世界は 広く自由なのだと 人魚の伝説 御伽噺は不老不死の命 与えられるという 生きるために騙して逃げる 悪…

  • ヨルゴト – 南條愛乃

    真夜中に生まれた 言葉たちのざわめき一つ読んでは 懐かしさに あの空を想う 愛が怖かったんだ うまく甘えられずに遠ざけたのは その希望と優しすぎる世界 自由と孤独ってよく似てる闘うことを選んだあの日々が 必要だったそう言い聞かせてきたんだここまで 大きな荷物は もう要らないねやっと気づいた この気持ちここから何ができるんだろうって悩みがちな私を 見ていて 雨がやむ瞬間(とき)にはどんな感情に在る?…

  • trust myself – 南條愛乃

    この声が届くように 途切れないように言葉・祈り・願い 歌に乗せて これまで歩いてきた物語 星の数ほどの出会いや別れ心が震えた大事なものを 護りたいんだと願う気持ちに気付いた 月日は光のように駆けるけど 少しは強くなれたろうか?迷う心に声が聞こえる 無理だ(もっと行け)駄目だ(もっと行け)そうだ(信じて) 強さを信じて行け この声が届くように 途切れないように言葉・祈り・願い 歌に乗せて迷いの道(試…

  • breathe in – 南條愛乃

    深く息を吸い込んだ時の波に流されないように 瞼とじて 横たわる自分の重さ じっと感じている(細い糸が)ああ痛いな(切れないように)結んで(細い糸が)ああ痛いな(切れないように) 翼が自由なら 今どこへ向かおうどこでも行けるなら― 会いたい ―ふいに浮かぶのは君の 儚げな笑顔 深く息を吸い込んだら君のことを思い浮かべていたい 今もこの目に(焼きついてる)会いたいな(その姿が)愛おしい(焼きついてる)…

  • ホレヴォ – 南條愛乃

    はいはい ハイローで生き先が決まってんだ優柔不断で臆病なものなんで止まれやしない鼓動と過ぎゆく時間をテールライトが追い抜いていく 幻想ばっかで現実は見えなくて押し付けの妄想に潰されそうになって心と身体は喧嘩してばっかそれでも息はするから あるべき意味なんて考えてもしょうがない答えはないからもっと楽にやろう シャルウィー 迷々 メーデー 酩酊体でさあさあ 踊り狂いましょうアンビバレンスな脳は明鏡止水…

  • ナイショの午睡 – 南條愛乃

    (パラララ シャラララ…パラララ シャラララ…) 丸まった背中に 寄り添った温もりと見上げた空 太陽は雲隠れしてるからしょうがないこんな日は 全然言い訳なんかじゃないよね静かの海にもぐれ 時計うさぎも裸足で逃げ出すような毎日も(パラララ シャラララ パラララ シャラララ)少しだけ遠くフィルター越しに感じるリズム(パラララ シャラララ)心地よく鳴らせば 何の心配もナイナイ (パララ シャラララ)優し…

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