南こうせつ

  • あゝ涙 – 南こうせつ

    あゝ涙がどうしてこぼれるあなたの腕に眠るのに果てしない海のまぼろしを漂う あゝ唇どれだけふれてもつのる慕いの半分も届いてはいないさみしさが消えない 離さないで離れないでこのままふたりでなら強くなれるかならず離さないで離れないでいて決してあなたと生きるためにわたしはいるから あゝ信じた運命があるなら迷うことなく身をあずけどんな過去さえも惜しくない ほんとに 離さないで離れないでこのまま愛の意味を見つ…

  • いつかはきっと – 南こうせつ

    試合(ゲーム)に負けた少年が夕陽の坂道歩いてる肩をおとして うつむくと涙がひとつ 最後の打者に投げるまでマウンドの上にいたかったくやしかったのは七回途中でくじけたことかい 握りしめた その汗をはなしちゃいけないいつかはきっと いつかはきっと空より大きくなるからいつかはきっと 泥にまみれて やったって報われないこと多いけど負けることからはじめればそうさつよくなれるさ 熱い胸にその手をあてて自分の名前…

  • 恋は風まかせ – 南こうせつ

    Listen to me どうにもならないことがあるそれでも靴は夕陽に向って歩いてくいつも幼いままの自分と向かう君の言葉を待ち続けてる 舟を漕ぎ出すように何度も風を気にしてる一度に幾つも飛び越えようと無理してみたけれど結局たどった場所は君のイルミネーション幻はつかめない 恋は風まかせ恋はプロローグ僕は歩いてる考えるすべての瞬間に愛が歌ってる Listen to me 何にもないからいいという僕は君…

  • 手紙 – 南こうせつ

    お元気ですかどうしてますかみんな相変わらずなんでしょう 一度くらい帰らなくちゃね想い出たくさんあるその街へ いろんな夢見てた場所だから忘れものがある気がしてるいまでも ひとつだけね報告します昔の苗字にまた戻ります 住所もすぐ変わるはずです季節が変わる前に探します 涙はそう涸れてしまうまで笑えるほど もう泣いたから平気よ 傷ついたけど愛することも心で受け止めることができたからそれでいいの 冬の風も終…

  • おかえりなさい – 南こうせつ

    朝のNEWSパンの匂い食卓には家族だけの 詩がある 天気予報バスの時刻PAPAのシャツはいつも白く あたたかい あなたの愛で おかえりなさい心が帰る 大事な場所が そこにあるから いつでも どんなときも優しく そばにあるよTake… Take Me Home 笑顔は 忘れないで 星の名前覚えたのはMAMAの好きな子守唄のせいだった あなたの愛で おかえりなさい心が眠る 大事な夢が そこ…

  • 最後の一葉 – 南こうせつ

    風に落ちた木の葉のように命がまたどこかで消えてゆく もし自分に明日がないと知ったら僕はなにをするだろう 逢いたいひと誰を思うのか僕にできる最後のことが知りたい なんのために生まれてきたか答えはきっとなにもわからない 悔やむことをひとつずつでももう一度やり直しができるなら 心はただ夢を見てたのか愛と呼べるたいせつなもの探して わずかな人生の 流れのなかで見つけた光の行方 信じよう ふと目覚める静かな…

  • 歌うたいのブルース – 南こうせつ

    思い出を 語るには早過ぎると わかってるけど三日月が 綺麗だから少し話を してもいいかなあの夜行列車の B 寝台 目指す夢の東京たどり着いたら 朝日を浴びて 街は輝いてたおおベイビー 傍にいておおベイビー 聞いてくれおおベイビー 歌うたいの ブルースを 溢れ出る メロディーをギター奏でて 歌い続けた路地裏の アパートで自分の道を 探し求めた孤独な日々に この街は やけに冷たくて星のない 空を見上げ…

  • 夜明けの風 – 南こうせつ

    今日も目が覚めたら 世界は闇に包まれている最後に光を見たのは いつだったっけ 賑やかな日常も 友との語らいもゆるやかに流れるメロディも 遠い昔のことのよう どんなに世界が暗くても 夜明けの風は吹くいつか晴れる日を信じて 今をひたすら生きるだけ いつまで闇が続くのか ため息ついた昼下がりふと顔を上げれば いつもの空の青 この空の色は 明日も続いていくのか変わらない青さのその先に あの日と同じ僕がいる…

  • がんばってみようか – 南こうせつ

    また誰かが辞めてく 片づけられたデスク働いた日々がただ ゴミになるもしかしたら明日は なにもすることがなく流れていくあの雲は 僕なのかだけど心のどこかには大切なものがあるもっとあなたの喜ぶ顔 守りたいからがんばってみよう 幸せの約束に 疲れてたともだちは愛してたひと残し 家を出た街に灯るあかりと とれかけたシャツの釦いつまでも帰り道 教えてる時がどんなに流れても変わらないものがあるいつもあなたのあ…

  • プライベート・ソングII – 南こうせつ

    静かにまどろむ夕暮れにはあの娘のことをおもいだすのさ馬鹿して騒いだ黄金の日々何もかも祭にしたっけ あぁ想い出は懐かしさの影さギターひとつが財産だったね微笑んで暗闇に光る想い出たちにふれることはもうできない プライベート・ソング きみへの想い歌うだけプライベート・ソング きみへの愛を歌うだけだけど本当のことは他人(ひと)には語れない 夜のなか抱きしめる記憶の幻はもう淋しさがつのるばかりさうわべばかり…

Back to top button