南かなこ

ふるさと帰行 – 南かなこ

ひとりぼっちの 寂しさも
いまはようやく 馴れました
故郷出るとき 抱いて来た
夢にむかって また一歩
明日の行方が 見えぬ日は
希望が心の 道しるべ
春は桜 夏は蛍
秋は芒 冬は小雪
帰りたいけど まだ帰れない
遠い列車の 笛に泣<

他人の情けの あたたかさ
ひとり暮しで 知りました
弱音吐いたら 鞭になり
足をとられりゃ 杖になる
目には見えない 結び目の
絆が心の 拠り所
春は若葉 夏は青葉
秋は紅葉 冬は落葉
母の言葉を 聴きたくなって
そっと電話に 触れてみる

春は桜 夏は蛍
秋は芒 冬は小雪
想い出すたび 恋しさつのる
夢で今夜は 帰ろうか

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雨のミッドナイトステーション – 南かなこ

Ah 心ときめく黒いシルクドレスひらめいて細い足 まぶしくてドアを閉めたAh 貴方を乗せたタクシーがシグナル過ぎる首すじに廻した手と 口づけの温もりが残るレイン

人恋岬 – 南かなこ

ボトルのロに 息吹きかけて霧笛の音を鳴らします…あなたなんて淋しい なんてせつない この響き恋も夢も生きる望みも みんなみんな逃げて行く能登の海は 鴎ばかりの 

風枕 – 南かなこ

昨日に戻れる 道はないけれど思い出手繰(たぐ)って 歩きます冬のみちのく ひとり旅つのる思いを 御桜川(みさくらがわ)にそっと映せば 淋しくゆれる日暮(くれ)て

かなこの浜っ娘ソーラン – 南かなこ

ヤーレン ソーラン ソーラン ソーランソーラン ソーラン ソーラン意地のたすきに 情けの法被(はっぴ)燃えろ胸の火 あかあかと(ドッコイショ ドッコイショ)愛嬌

かなこの祭だワッショイ – 南かなこ

あばれ神輿の お通りだ練り合え 揉み合え 担ぎ出せ笛だ太鼓だ 踊りだ唄だ夢を背負って まっしぐら日本列島 北から南祭だワッショイ 祭だワッショイ 祭は日本の魂だ

木遣り恋唄 – 南かなこ

鳥の鳴くまで 待たせておいて来ないあの人 チョイと 憎い恋は女の 泣きどころ惚れた弱みの 何とやら情け深川 裏木戸開けりゃ顔を出すのは エ… 月ばかりエンヤラヤ

居酒屋サンバ – 南かなこ

どっち向いても 世の中は腹が立つこと しゃくの種明日は明日の 風よ吹け酔って今夜は 憂さ晴らし煮込み 板わさ 肉豆腐目刺し 枝豆 冷奴サンバ サンバ サンバ サ

望郷北岬 – 南かなこ

北へ 北へ 北へ流れる あの雲に載せて行きたい 私の心恋にはぐれて 泣かされて東京砂漠の 迷い子が夢に見るのは赤いハマナス 咲く岬あなた あなた あなた追いかけ

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もしも願いが叶うなら吐息を白いバラに変えて逢えない日には 部屋じゅうに飾りましょう 貴方を想いながらDaring, I want you 逢いたくてときめく恋に

春なのに – 南かなこ

卒業だけが 理由でしょうか会えなくなるねと 右手を出してさみしくなるよ それだけですかむこうで友だち 呼んでますね流れる季節たちを ほほえみで送りたいけれど春な

もくれん – 南かなこ

木蓮の雨に にじんだ街角でずぶ濡れの心 あなたを呼んでいるあゝ もし私がここで死んでもそうあなたはきっと 振り向きもしない恨むほど 憎むほど 恋は胸を染めて一輪

かもめ食堂 – 南かなこ

雨が海まで 流れるようにあたしは港に たどり着いたよ群れをはぐれた 一羽のかもめ“あんた”と名づけて 今日も見つめるおいでおいでよ かもめ食堂涙の味した スープ

世界に一つだけの花 – 南かなこ

NO.1にならなくてもいいもともと特別なOnly one花屋の店先に並んだいろんな花を見ていたひとそれぞれ好みはあるけどどれもみんなきれいだねこの中で誰が一番だ

しのび駒 – 南かなこ

洗った髪をかわかす手を 休めて貴方にひざまくらこうして貴方の夢を聞いて もう幾年月すぎたぬれた手拭い格子戸ごしに かければ冷たい外は雨貴方今夜は久しぶりに 熱い

別の貴方 – 南かなこ

思い出が わたしの頬を濡らす思い出が 眩しすぎて喜びが悲しみに 変わった今は何をしても心に 響かないみたいただ空しく変わった 貴方を見つめるだけねぇ貴方 私の何

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