午前3時と退屈

拝辞 – 午前3時と退屈

苦しくて泣き疲れて
それでも死ぬ覚悟は無くって
どうしたって此の脳に
焼き付いた記憶は消えてくれない
叫びたいと隠りたいが
絡まって結局気に病んで
無に成れって云うけれど
成り方をどうか教えてくれ

僕は殴った
口惜しくて殴った
何か云って欲しくて

それでも僕はまた、生きていく
快楽と憎悪と狂乱の
狭間に立って笑っていくんだろう
それでも僕はまた、恋する
今迄の様に足が使えない
こんなんじゃ上手く歩けないよ

飛び降りた色を識った
昔ならそれで楽になった
どうしてだかそれはいつか
僕を更に傷付ける行為になった
溢れてくる欲が全部
自分の中で気持ち悪くて
口に出して了っては
もう戻れないと告げられる

君は敵だ
彼奴らも敵だ
気付けば周りは敵だらけだ

君が僕を刺せば快かったね
僕はそれで楽になれたろうし
君も十分に満足だったろう
君が僕を刺せば終わったね
腐った処から少しずつ
切り離れていく美しさよ

僕が死なないとでも思ったか
もう何回死んだか判らない
もう何回殺されたか判らない
僕が死なないとでも思ったか
死にながら生きて、生きて
生き存えて了った

そうして僕はまた生きていく
快楽と憎悪と狂乱の
狭間に立って笑っていくんだろう
此処まで来たら何処までも生きて
君の仕合わせを願って
生きてやるよ
新しい僕よ、生きろ

人気の新着歌詞

感染に寄せて – 午前3時と退屈

増してる臓器が 震えるも、ひとつ欲しいなどうにか食べたい増してる臓器が 震える解れる脳内が 渇いていく執着、シニカル、前倣え感染する度此の喉は吐き出すことを得意

東京ドリームランド – 午前3時と退屈

僕はある日ある夢をみたピカピカブーツに踊れるビートヘンなステップで踊る宇宙人いい加減なDJなんとなく、なんとなくで過ぎてく日常が僕を苦しめていく。もっともっと踊

黄金時代にタイムスリップ – 午前3時と退屈

私は男ぢゃない死んだ美意識を返せだって公害だ!心外だ!うんざりだでも、私は男ぢゃない私は男ぢゃない偏頭痛を携えるきっと世界はこの手の中にあるよって、私は男ぢゃな

黴 – 午前3時と退屈

『死ぬより辛ひことつて何?』僕にはまるで判らなくて「僕は死ぬより怖いことは此の世に無いと思ひます」『死んだら身体は誰のもの?』湿う睛で君は渇いてる「自分のもので

労働者の女 – 午前3時と退屈

這って還るいつも通り価値の無い国へ首を擡げても終らない喰って掛る去年の痣能の無い輩的を外して左様なら灰色な四角い箱の中に情報の無い儘に押し込んで殺られるもう許し

海を見ている – 午前3時と退屈

如何でも可いから肯づいてね路傍に居て違う文学狂ったように何も為ないで喋らないで睡って居て複雑さ故憎しんだり断念めたりいのってみたり静かな青小さな城赦せないのは退

私の隣 – 午前3時と退屈

鏡の中で座っている私(あなた)は息をしている私が笑いかけると私(あなた)も笑いだすわ右往左往に行ったり来たりで理性、個性も意味がないわ目を瞑ってふと気がつくとそ

19才とアルコール – 午前3時と退屈

あー、そういえばわたしあなたよりも9つ年下なんだね遠いな子ども扱いにはそろそろ慣れてきたけどねぇ、知ってる?わたしお仕事のフリしてあなたを見てるの疲れた働くのも

神様 – 午前3時と退屈

私はいつの時もほんとに価値がある言葉と音楽を紡いでそれらに水を遣ったしかしそれはいつの日にか古びてしまうもので価値を失ったその芽は時代に息吹くことはない私はその

クレオパトラ – 午前3時と退屈

眩い陽光輝く、茫々と貧しい心照らせ、茫々と貴方に私は殺せない貴方に私は殺せない輝く尊さを知った私を殺せない貴方に私は殺せない眩い陽光輝く、茫々と貧しい心照らせ、

生写し生殺し – 午前3時と退屈

そして空洞となってすべて虚構を孕んだ。やけに静寂を好む一般は学習を惜んで、揺るがすのだ!春戯つくのは正義さ。阿る魚らは、芸術を営む限り、無学を暴露する。生き抜い

Back to top button