午前3時と退屈

労働者の女 – 午前3時と退屈

這って還る
いつも通り
価値の無い国へ
首を擡げても終らない

喰って掛る
去年の痣
能の無い輩
的を外して左様なら

灰色な四角い箱の中に
情報の無い儘に押し込んで

殺られる

もう許して、此処から出して
身を粉にして労働らいて
本当に粉に成るわ
無碍に死んで、泣き呻いて
でももう駄目ね
虚しいわ、途端に笑えちゃうわ

知っちゃ居ないの
人間が非常に生きる為に
浪費するマルクス主義

云っちゃ居ないの
真意を口にして正しく生きたって
いまに消えるだけよ

人権が訴えるべき処
其処ではない、只求めるものは

是ではない

脚の皮膚も爪の裏も
喉の奥も爛れるわ
正しいことをしてよ
口調だって思想だって
生き方を揃えたら
何にも変わらないわ

もう許して、此処から出して
身を粉にして労働らいて
本当に粉に成るわ
無碍に死んで、泣き呻いて
でももう駄目ね
虚しいわ、途端に笑えちゃうわ

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