千葉山貴公

今夜だけ酔わせて – 千葉山貴公

慰めの言葉が ほしい訳じゃないわ
駆け引きするよな 恋でもなかったの
角氷グラスに 溶けてしまう前に
愛よ今 ここから 永遠(とわ)に消えてほしい

昨日までのことは なにもかも幻
いまの私はただ 風に舞う木の葉
ゆく当てもなく ひとりさ迷う…

身体中の涙 残らず流すから
今夜だけ 今夜だけ 酔わせて

さよならの言葉が つらい訳じゃないの
忘れられない人 忘れ去られる日々…
傷つくのがもしも しかたないことなら
生きて行く ずるさを ねえ誰か教えて

足早に過ぎゆく 季節(とき)の中でさえも
ふたり歩いて来た 坂道にぽつり
ゆらゆらと咲く 一輪の花…

あの人の匂い 残らず消せるなら
今夜だけ 今夜だけ 酔わせて

昨日までのことは なにもかも幻
いまの私はただ 風に舞う木の葉
ゆく当てもなく ひとりさ迷う…
身体中の涙 残らず流すから
今夜だけ 今夜だけ 酔わせて
今夜だけ 今夜だけ 酔わせて

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