千葉一夫

紀ノ川旅情 – 千葉一夫

霧に霞んだ 吉野路(よしのじ)に
秋が静かに 背を向ける
この川を この道を
ふたりの故郷にしたかった
一途な想い 癒やすよな
流れてみたい あゝ紀ノ川(きのかわ)

遠く鐘の音 紀三井寺(きみいでら)
雨が冷たく 頬ぬらす
この川を この橋を
ふたりの故郷にしたかった
悲しい音色 響くよな
心も揺れる あゝ紀ノ川

はるか島影 和歌(わか)の浦(うら)
花の香(かおり)が 匂いたつ
この川を この道を
ふたりの故郷にしたかった
明日の夢を 追いかけて
流れてみたい あゝ紀ノ川

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みれん舟 – 千葉一夫

水の流れに 灯りの帯がゆれて哀しい 日暮れ川あなた背中を 向けないで追えば私の 罪になるうしろ髪ひく みれん舟屋形船さえ 渡れるものを渡り切れない 向こう岸夢で

戻り花 – 千葉一夫

日暮れ間近な 山あいに咲いてせつない 戻(もど)り花恋の苦水 知りながら急ぐ女は 愚かでしょうか燃える一途な この花をあなた優しく 包んで欲しい谷のせせらぎ 聞

絆酒 – 千葉一夫

惚れて十年 二十年俺にゃ自慢の 恋女房冷たい世間の 雨風に苦労させたな 泣かせたな今夜は飲もうか なぁおまえ心ぬくめる 絆酒(きずなざけ)妻という字を ふと見れ

こころ坂 – 千葉一夫

ここまで来るには いろいろあった笑顔と涙の 足跡が無理などしないで これから先はささえいたわり 生きてゆくあなた…おまえ… 手を取りあって歩くふたりの こころ坂

夜の川 – 千葉一夫

深山(みやま)焦(こ)がした 紅葉さえみれん残して 舞い落ちるあなたを想えば やさしさつのる何故に別れた 身をひいた月もゆれてる 夜の川橋のたもとで 立ちつくす

東京浮舟 – 千葉一夫

夜に流れる ネオン川女未練は 浮寝鳥(うきねどり)東京浮舟 おとことおんな酔って誰かに あまえていたい揺れてゆらゆら 心が濡れる噂話に 背を向けて肩に寄り添い 

みちのく風酒場 – 千葉一夫

山背(やませ)がはしる 海鳴りほえる窓がきしんで ちらつく小雪旅の男が 熱燗ならべここで二人で 飲み明かそうと冗談めかして 目で笑うみちのく港の 風酒場雑音入り

雨蛍 – 千葉一夫

鏡見るのが 嫌なほどどなたの罪の 恋やつれ逢いたい行きたい…せめて束の間 晴れたなら憎い浮世の 五月雨に飛ぶに飛べない 雨蛍めぐり逢うのが 早ければあなたの妻で

おまえとふたりづれ – 千葉一夫

こんなに広い この世の中でめぐり逢ったも なにかのなにかの縁さ苦労の道は 覚悟だけれどちからを合わせりゃ 倖せくるさ寄り添って… 連れ添って…歩いてゆこうよ お

心の絆 – 千葉一夫

ひと足遅れの しあわせと肩に寄り添い 云うおまえ下手(へた)な世渡り してきたけれどふたりにひとつの 明日(あす)がある生きてゆこうよ 後(あと)振り向かず心の

花影の女 – 千葉一夫

桜色した 雨降る夜は想い出させる 涙顔この俺信じて 過去さえ捨てたけなげな心に 答えてやれぬ花影の 花影の 残り香ゆれる声をかければ 他人の空似胸のすき間に 風

ふるさとは城下町 – 千葉一夫

あてもないまま 故郷(ふるさと)へ想い訪ねる 風の駅あるく石垣 苔むすままに栄枯の歴史 今もなおああ故郷(ふるさと)は 城下町時を刻んだ この町に会釈するひと 

出逢い酒 – 千葉一夫

飲んで忘れる 昔もあれば飲んで触れ合う 恋もある淋しい夜は 暖簾(のれん)をくぐりあの女性(ひと)来るかと 心待ちもしも会えたら 会えるなら夢よも一度 出逢い酒

佃の渡し – 千葉一夫

渡し舟なら 渡れても何故に渡れぬ 向こう岸灯りこぼれる 隅田の川に映るあなたの面影が私を泣かす 佃の渡し風の冷たさ それよりも寒い女の 胸の奥惚れた分だけ この

紫陽花しぐれ – 千葉一夫

藍染めの 浴衣に咲いた 花柄がとても似合うと 言った人しあわせですか どこかで今も逢瀬のときめき 偲ぶよなあの日と同じ 紫陽花しぐれ近づけば 泣きだしそうで 辛

深山のつばき – 千葉一夫

冬の寒さに 耐えながら俺の帰りを 待っている可愛い奴だよ お前だけ忘れはしない 今もなお面影揺れる 深山のつばき生まれ故郷の 丸木橋にぎる手と手の あたたかさ今

浮夜舟 – 千葉一夫

人目忍んだ はずなのになんで邪魔する 月明かり帯をこの手が 解くまでうしろを向いてて くださいね何度 逢う瀬を 重ねても女 恥じらう 浮夜舟声を潜めて いるもの

白百合の唄 – 千葉一夫

別れ桟橋 見送る頬に涙ほろりと 心も濡れる遠くに浮かぶ 船影を赤い蘇鉄が 叱るのか白百合の唄も 哀しそう花の蕾は 短い命春が来る度 心も細る女の夢を 咲かせたい

男笠 – 千葉一夫

親も無ければ 塒も持たぬ廿才、三つ四つ 渡り鳥広い世間に 無いものづくし どこではぐれた 男笠(セリフ)人間同志のあったかい「心」―一体どこへ、行ってしまったン

国東は俺のふるさと – 千葉一夫

雲が流れる 故郷の空に帰ってきたと 背伸びする都会ぐらしを 労わるように迎えてくれる 鐘の音(ね)は仏の里の 両子寺(ふたごでら)ああ… 国東は俺のふるさと五辻

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