千葉一夫

相合傘 – 千葉一夫

冷たい雨に濡れながら
垣根に咲いてる 紅い花
さざんか さざんかおまえのような
どこか淋しい花だねと
抱けばあまえる花のいじらしさ

この世に生きる悲しみを
拾ってきたのか 薄い眉
さざんか さざんか 涙をふいて
俺でよければ この胸で
夢をそだてて春を待たないか

相合傘(あいあいがさ)の ふたりなら
寒くはないわと添える指
さざんか さざんかいとしい花よ
いつかおまえに青空を
見せてやりたいいつか俺の手で

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みれん舟 – 千葉一夫

水の流れに 灯りの帯がゆれて哀しい 日暮れ川あなた背中を 向けないで追えば私の 罪になるうしろ髪ひく みれん舟屋形船さえ 渡れるものを渡り切れない 向こう岸夢で

戻り花 – 千葉一夫

日暮れ間近な 山あいに咲いてせつない 戻(もど)り花恋の苦水 知りながら急ぐ女は 愚かでしょうか燃える一途な この花をあなた優しく 包んで欲しい谷のせせらぎ 聞

絆酒 – 千葉一夫

惚れて十年 二十年俺にゃ自慢の 恋女房冷たい世間の 雨風に苦労させたな 泣かせたな今夜は飲もうか なぁおまえ心ぬくめる 絆酒(きずなざけ)妻という字を ふと見れ

こころ坂 – 千葉一夫

ここまで来るには いろいろあった笑顔と涙の 足跡が無理などしないで これから先はささえいたわり 生きてゆくあなた…おまえ… 手を取りあって歩くふたりの こころ坂

夜の川 – 千葉一夫

深山(みやま)焦(こ)がした 紅葉さえみれん残して 舞い落ちるあなたを想えば やさしさつのる何故に別れた 身をひいた月もゆれてる 夜の川橋のたもとで 立ちつくす

東京浮舟 – 千葉一夫

夜に流れる ネオン川女未練は 浮寝鳥(うきねどり)東京浮舟 おとことおんな酔って誰かに あまえていたい揺れてゆらゆら 心が濡れる噂話に 背を向けて肩に寄り添い 

みちのく風酒場 – 千葉一夫

山背(やませ)がはしる 海鳴りほえる窓がきしんで ちらつく小雪旅の男が 熱燗ならべここで二人で 飲み明かそうと冗談めかして 目で笑うみちのく港の 風酒場雑音入り

雨蛍 – 千葉一夫

鏡見るのが 嫌なほどどなたの罪の 恋やつれ逢いたい行きたい…せめて束の間 晴れたなら憎い浮世の 五月雨に飛ぶに飛べない 雨蛍めぐり逢うのが 早ければあなたの妻で

おまえとふたりづれ – 千葉一夫

こんなに広い この世の中でめぐり逢ったも なにかのなにかの縁さ苦労の道は 覚悟だけれどちからを合わせりゃ 倖せくるさ寄り添って… 連れ添って…歩いてゆこうよ お

心の絆 – 千葉一夫

ひと足遅れの しあわせと肩に寄り添い 云うおまえ下手(へた)な世渡り してきたけれどふたりにひとつの 明日(あす)がある生きてゆこうよ 後(あと)振り向かず心の

花影の女 – 千葉一夫

桜色した 雨降る夜は想い出させる 涙顔この俺信じて 過去さえ捨てたけなげな心に 答えてやれぬ花影の 花影の 残り香ゆれる声をかければ 他人の空似胸のすき間に 風

ふるさとは城下町 – 千葉一夫

あてもないまま 故郷(ふるさと)へ想い訪ねる 風の駅あるく石垣 苔むすままに栄枯の歴史 今もなおああ故郷(ふるさと)は 城下町時を刻んだ この町に会釈するひと 

出逢い酒 – 千葉一夫

飲んで忘れる 昔もあれば飲んで触れ合う 恋もある淋しい夜は 暖簾(のれん)をくぐりあの女性(ひと)来るかと 心待ちもしも会えたら 会えるなら夢よも一度 出逢い酒

佃の渡し – 千葉一夫

渡し舟なら 渡れても何故に渡れぬ 向こう岸灯りこぼれる 隅田の川に映るあなたの面影が私を泣かす 佃の渡し風の冷たさ それよりも寒い女の 胸の奥惚れた分だけ この

紫陽花しぐれ – 千葉一夫

藍染めの 浴衣に咲いた 花柄がとても似合うと 言った人しあわせですか どこかで今も逢瀬のときめき 偲ぶよなあの日と同じ 紫陽花しぐれ近づけば 泣きだしそうで 辛

深山のつばき – 千葉一夫

冬の寒さに 耐えながら俺の帰りを 待っている可愛い奴だよ お前だけ忘れはしない 今もなお面影揺れる 深山のつばき生まれ故郷の 丸木橋にぎる手と手の あたたかさ今

浮夜舟 – 千葉一夫

人目忍んだ はずなのになんで邪魔する 月明かり帯をこの手が 解くまでうしろを向いてて くださいね何度 逢う瀬を 重ねても女 恥じらう 浮夜舟声を潜めて いるもの

白百合の唄 – 千葉一夫

別れ桟橋 見送る頬に涙ほろりと 心も濡れる遠くに浮かぶ 船影を赤い蘇鉄が 叱るのか白百合の唄も 哀しそう花の蕾は 短い命春が来る度 心も細る女の夢を 咲かせたい

紀ノ川旅情 – 千葉一夫

霧に霞んだ 吉野路(よしのじ)に秋が静かに 背を向けるこの川を この道をふたりの故郷にしたかった一途な想い 癒やすよな流れてみたい あゝ紀ノ川(きのかわ)遠く鐘

男笠 – 千葉一夫

親も無ければ 塒も持たぬ廿才、三つ四つ 渡り鳥広い世間に 無いものづくし どこではぐれた 男笠(セリフ)人間同志のあったかい「心」―一体どこへ、行ってしまったン

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