山は夕焼けサー 野道は小焼けヨー
川に木の橋 下駄の音
俺が生まれた あの空あたり
いつも帰るよ
夢で帰るよ あかね雲
胸にほろりと ほろりと
ふるさとしぐれ
俺とあの娘(こ)はサー 野菊を摘んでヨー
石の地蔵さん おがんでた
丸い小石の 十円玉を
二つ供えて
両手合わせて ねがいごと
それはないしょの ないしょの
ふるさとしぐれ
電話しようか 逢いたくなった
呼んでいるのか
泣いているのか 風が吹く
遠いあの娘に
あの娘に ふるさとしぐれ
ハアー ふるさとしぐれ
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ふるさと本線 夕焼け列車汽笛がひと声 呼んでいる各駅停車の 旅をして帰ってみたいな あの頃に昭和よ 昭和よ俺の昭和が 遠くなるお下げのあの娘(こ)と 指切りした
「ママ…わたしね、おおきくなったらパパのおよめさんになるの」花嫁姿が 泣きながら花婿姿と そばに来た一人で座った めでたい席に杯二つを 置いてった妻よ 呑もうか
娘が嫁ぐ 晴れの日にしぐれがなぜか心を濡らし 袖に降るお下髪(さげ)の髪が 高島田育ってくれて ありがとう涙をこらえ娘に贈る感謝状瞼の裏に 今もなお走っているよ
ふるさとに 祝いごとでもなけりゃ帰れないのかと 山が叱るそばで「おかえり…」と 川が笑う花がどこかで 咲いてるような風の匂いが なつかしいふるさとは ふるさとは
おもかげを 深く抱きしめ人の世の 涙集めて名取川 時を運ぶよ雪に咲く 白いこぶしは目立たない 花のこころかみちのくの春浅い 名取川あの時の 月を浮かべてあのひと
瞼の中の ふるさとは山がある 川がある道があり 橋がある春には白い 花が咲き秋には赤い もみじ散る夢路をたどり 泣くところ瞼の中の ふるさとは海がある 島がある
旅の人には きれいな雪景色北の者には 辛い冬寒いからこそ ぬくもり欲しい肩をおまえと 寄せ合って越える 越える人生 風雪峠穴の空(あ)いてる 手袋息かけて涙ふい
俺だって 俺だって夢があるから 歩いてきたよつらい山坂 長い道汗と涙を 拭く手のひらに我慢二文字 にぎりしめ耐えて忍んだ 男の山河俺だって 俺だって意地があるか
胸に降る 胸に降る 雨ニモマケズ恋の火を 恋の火を 燃やしています口紅を 名前の下に染めてある 手紙をくれた花巻の女(ひと)星の夜 星の夜 銀河鉄道もしあれば
まつげに小指を 胸にはてのひらを悲しくおさえりゃ しぐれがまた濡らす女がひとりで女がひとりで 生きてく夜道遠くに小さな 夢あかり涙の雨よけ 人情しぐれ傘よろこび
津軽海峡 連絡船で北の大地を 捨ててきた瞼とじれば あの山川がうしろ見るなと また叱る二度と泣かない つもりでいたが遠い霧笛は 空耳だろか俺を呼んでる 望郷波止
この世の川に 夢を抱き天まで昇れ 竜になれ男は鯉の滝のぼり苦労の波を くぐるたびでっかくなれよ 出世鯉明日のために 泥水を涙で飲んだ こともある男は鯉の滝のぼり
汗で登って 涙で下る転ぶ人生 峠坂ただじゃ起きない つかんだ石ころは谷に落ちそで 踏みとどまった俺の心の 歯止め石 歯止め石石が流れて 木の葉が沈む川がこの世の
まるで絵はがき 並べたように海の景色が 目に浮かぶ遠く離れて つながる想い胸に線路が つづいてるああ三陸 いつの日か俺の三陸 帰りたい潮のかおりの 小さな駅に夢
祭り太鼓に 血が騒ぎおやじの形見の 下駄をはく不器用細工の 男物おやじが歩いた 人生の坂道ばかりですり減る苦労を 知っている俺は息子を 肩ぐるまおやじの心が い
いのちを燃やし 生きてきた姿がみえる 夕焼けに山河越えた 夫婦旅ああ 人生の残照におまえの顔が きれいだよおまえと逢えて よかったよこの世の長い みちづれに幸せ
夕焼け子やけを 見あげれば子供のこころに もどるのさ風呂焚くけむりが のぼる頃帰っておいでよ 日が暮れる「ごはんだよ」おふくろ呼んでた 野原みちお盆にお祭り お
夕方になるとごはんの匂いが プーンとして温ったか味噌汁 待っていたからすの親子がねぐらに帰ろと 啼く頃は背伸びをして見る 遠い空ふるさとごころにおふくろ逢いたい
好きで呑んでる 酒じゃない男の心の 傷ぐすり百も承知で 酌するおまえ起きて転んで夫婦だるまの 二人旅俺には命の 女房だよ夫婦湯呑で ふたり酒心にひびなど 入らな
北のふるさと いまごろ雪だろかおふくろ背中を まるめているんだろ兄弟三人を 育てたおふくろと炉ばた囲んだ 冬の夜のあの味噌汁が 恋しいなァ甘いあんこに でっかい