千歳(中原麻衣)

こんな季節が – 千歳(中原麻衣)

風が通りすぎる大通りを
おんなじ歩幅で歩いてく
まぶしくて翳した君の手が
僕のシャツに影を映し出す

伝えたい言葉が多過ぎて
駅までの距離じゃ足りなくて
またねって手を振る君のこと
僕はずっと眺めていたんだ

こんな季節が果てしなく続けばと、そう思ってる
夏の空が鮮やかな夕焼けに染まる

夕立が赤い傘を揺らし
僕らの会話はかき消され
いつもより顔を近づけて
捧げたい言葉があるんだ

こんな季節が果てしなく続けばと、そう思ってる
雨上がりの大空に七色の光

こんな季節が果てしなく続けばと、そう思ってる
一度きりの約束を君だけに誓う

こんな季節が果てしなく続けばと、そう思ってる
夏の空が鮮やかな夕焼けに染まる

こんな季節が果てしなく続けばと、そう思ってる
一度きりの約束を君だけに誓う

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