千のアカシ

涙の河 – 千のアカシ

風は僕の上を 今もすり抜けて
鳥は低い空を 弧を描いて飛んだ

夢は僕の中で 淡く色づいて
歌は君の窓に いつか届くかな

聞きたい声は いつかの夢に重なって
揺らぎだして 壊れてしまう

僕の涙の河は すぐに あふれてしまう
僕は涙の河を 泳いで疲れて
そして眠るかも
君は笑うかもしれない…

空は雪の風に やがて変わるだろう
君は少し離れて 空を見上げてた

君の白いコート いつも追いかけて
雲は弱い僕を 少し遠ざけた

逢いたい夜は呪文のように 君のこと呼び続ける
どうして逝くの?

僕の涙の河は いつか乾いてしまう
僕は涙の河を 求めて歩いて
ここで永眠るかも
君は居ないかもしれない…

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