北野まち子

ひとり北国 – 北野まち子

ままにならない 都会(まち)のくらし
棄てて最終の 汽車にのる
うしろうしろへ 行く未練
にじむ街の灯(ひ) ふり切って
私 帰ります
雪の降る 故郷へ
…ひとり ひとり

どこか口下手(くちべた) 雪国(きた)のひとは
私 あのひとの 通過駅
きしむレールに 身をあずけ
そっと目を閉じ つぶやくの
あなた もういいの
雪の降る 故郷へ
…ひとり ひとり

はるか霞んで 山が見える
誰の迎えより うれしいわ
北に咲く花 気丈さを
せめて心の ともし灯に
私 帰ります
雪の降る 故郷へ
…ひとり ひとり ひとり

人気の新着歌詞

月の宿 – 北野まち子

窓にこぼれる 月灯り胸の哀しみ 映し出すふたり別れる その日が来ると知らずにいました ばかでしたつらさ逃れる ひとりの旅はにじむ涙の 月の宿声もかすかな 虫の声

港哀歌 – 北野まち子

夜を掠める 船の灯は女のみれんか 命灯か雨のむこうはいつも出船の 周防灘遠くあなたも 行ったきり港哀歌 波ばかりつらいときほど お酒より私で忘れて 欲しかった港

丹後半島~夕日ヶ浦 – 北野まち子

丹後半島 夕日ヶ浦へひとり涙を 捨てに来たあなたを忘れる 旅なのに肩を抱かれた 幸せが松の木立の 海岸線に寄せて切ない 別れ波沖は凪でも 未練の風が命揺さぶる 

海峡の月 – 北野まち子

すべてを捨てて この海をあなたと越える はずでした誰かを泣かせて 私だけなれるはずない 幸せに遠く遠く 離れて遠く照らす面影 海峡の月愛してみても つらいだけわ

ひとり止り木 – 北野まち子

思い出酒場の 止り木で今夜もひとりで 飲んでますお店の灯りも 小さな椅子も変わらぬままです あの頃と別れて何年 過ぎたでしょうか心に風が 吹いたままですわがまま

立待月 – 北野まち子

夜毎に姿を 変える月男の心の 移り気かもしかあなたが 戻るよで手鏡(かがみ)をのぞいて 紅を引くどうぞ返して 女の夢を立待月は 涙月両手に包んだ 幸せがこぼれて

望郷の橋 – 北野まち子

故郷の香りが 恋しいときはいつも来たわね この陸橋へ二つ並んだ 線路の果てにそうよふたりの 津軽が見える背伸びしながら 歌ったねお国訛(なま)りで …よされ節詰

女の倖せ – 北野まち子

きれいなだけで 見ないであなた過去があります わたしにも夜のよごれた 水だって生きてゆくため 飲みましたそんな女の 酒と涙をわかってほしいのよ あなたにだけはい

裏町のれん酒 – 北野まち子

今日も一日 お疲れさんちょいと寄り道 裏通りいろいろあります 生きてれば アン アン泣いて笑って 笑って泣いて 憂さ晴らし胸にしみます 胸にしみます のれん酒席

女 いのち川 – 北野まち子

他人(ひと)の心の 移り気に泣いてせつない この世川思い通りに ならなくて水に流した 夢いくついつの日か たどり着きたい向こう岸女浮草 いのち川恋は泡沫(うたか

つがい舟 – 北野まち子

憂き世嵐に 吹きよせられた似た者どうしの あなたとあたしこの俺で あゝいいのかなんて照れる背中に つかまってふたり漕ぎだす つがい舟ギッチラ ~ つがい舟夢のほ

函館みなとから… – 北野まち子

函館みなと あとにして翔べない鴎が 海峡越える女泣かせる 風と波あなた…沁(し)みるわ あなた…寒いわ振り向きゃ遥かに 滲(にじ)む街灯り街灯りあなたの夢に 最

今治みれん雨 – 北野まち子

忘れたはずの 人なのに面影揺れます 波の上別れて半年 こんなにも近くて遠い あなたです瀬戸内 今治 日暮れて 暮れて胸に降ります みれん雨恋などしない つらいだ

女みちのく別れ旅 – 北野まち子

幸せ失くした おんなの胸に淋しく風花がチラチラチラと こぼれて揺れる涙のようにここは白河 風の中あなた私を なぜ捨てた忘れられない 女みちのく別れ旅あずけていま

寿 祝い節 – 北野まち子

夢を咲かせた 華燭(はな)の宴鶴と亀とが 舞い踊る惚れて娶(めと)った 花嫁ならば共にいたわり 仲睦まじく祈る親心(こころ)の 祝い節愛の白無垢 高島田ほんに綺

夢見坂 – 北野まち子

頼る人さえ なくした街で涙ぐらしが 身についたそんなおんなが 愛しいとやさしく抱いたひとひとり坂から ふたり坂越えてゆきます 夢見坂出逢う前から 知ってたように

花まる女節 – 北野まち子

寒さにたえぬき 咲いた桜(はな)あわれ夜風が 散らしてく惚れて尽くして 泣かされた恋はこの世の 廻りものパッと咲いたら いいじゃないかパッと散るのも いいじゃな

明日舟 – 北野まち子

涙の数だけ しあわせがいつか来るよと 聞かされた春の陽射しは 遠いけど泣いて笑って 笑って泣いて情け流れる この川に夢をさがして 明日舟水面(みなも)を漂う 浮

そのうち一度帰ります – 北野まち子

たった四時間 電車に乗れば帰れるはずの ふるさとよ林檎畑の あの丘に今頃星が 降る頃か…三年前の お盆から帰らぬままの ご無沙汰ばかり小川のせせらぎ 田んぼ道そ

風笛の町 – 北野まち子

野面(のづら)を渡る 風の笛ヒュルヒュル 心が 昔に戻ります愛していながら あの人となぜに別れた あきらめた何もかも 何もかも遠い夢です 北の町日暮れて点(とも

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