北野まち子

いっぽん桜 – 北野まち子

アゝゝ
ケガをするのも 欲出すからよ
夫婦(めおと)道とて 同じこと
いつでも望みの 少し手前で
生きるのが 暮らすのが
一番いいのね しあわせなのね
一っところで 根を咲かす
いっぽん桜の 意気なこと

アゝゝ
あんな立派な お方でさえも
夫婦喧嘩を すると云う
うちらと一緒と ほっと安心
口にした そのあとで
とんでもないわね 比べるなんて
肩をすぼめて 苦笑い
いっぽん桜の 樹の下で

アゝゝ
千に一つも 仇(あだ)ないものは
親の意見と ナスの花
も一つ加えて 曲がりなりにも
うちのひと このひとを
私の支えよ 生き甲斐なのよ
いつも明日の 道しるべ
いっぽん桜の 花盛り

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月の宿 – 北野まち子

窓にこぼれる 月灯り胸の哀しみ 映し出すふたり別れる その日が来ると知らずにいました ばかでしたつらさ逃れる ひとりの旅はにじむ涙の 月の宿声もかすかな 虫の声

港哀歌 – 北野まち子

夜を掠める 船の灯は女のみれんか 命灯か雨のむこうはいつも出船の 周防灘遠くあなたも 行ったきり港哀歌 波ばかりつらいときほど お酒より私で忘れて 欲しかった港

丹後半島~夕日ヶ浦 – 北野まち子

丹後半島 夕日ヶ浦へひとり涙を 捨てに来たあなたを忘れる 旅なのに肩を抱かれた 幸せが松の木立の 海岸線に寄せて切ない 別れ波沖は凪でも 未練の風が命揺さぶる 

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立待月 – 北野まち子

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望郷の橋 – 北野まち子

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女の倖せ – 北野まち子

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裏町のれん酒 – 北野まち子

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女 いのち川 – 北野まち子

他人(ひと)の心の 移り気に泣いてせつない この世川思い通りに ならなくて水に流した 夢いくついつの日か たどり着きたい向こう岸女浮草 いのち川恋は泡沫(うたか

つがい舟 – 北野まち子

憂き世嵐に 吹きよせられた似た者どうしの あなたとあたしこの俺で あゝいいのかなんて照れる背中に つかまってふたり漕ぎだす つがい舟ギッチラ ~ つがい舟夢のほ

函館みなとから… – 北野まち子

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今治みれん雨 – 北野まち子

忘れたはずの 人なのに面影揺れます 波の上別れて半年 こんなにも近くて遠い あなたです瀬戸内 今治 日暮れて 暮れて胸に降ります みれん雨恋などしない つらいだ

女みちのく別れ旅 – 北野まち子

幸せ失くした おんなの胸に淋しく風花がチラチラチラと こぼれて揺れる涙のようにここは白河 風の中あなた私を なぜ捨てた忘れられない 女みちのく別れ旅あずけていま

寿 祝い節 – 北野まち子

夢を咲かせた 華燭(はな)の宴鶴と亀とが 舞い踊る惚れて娶(めと)った 花嫁ならば共にいたわり 仲睦まじく祈る親心(こころ)の 祝い節愛の白無垢 高島田ほんに綺

夢見坂 – 北野まち子

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花まる女節 – 北野まち子

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