北里彰久
夏のさなか – 北里彰久
信じられないことばかり ずっと
海辺に向かう道 そろそろ日も傾いて
残された時間よりも もっと
今この瞬間にすべてがある気がしている
話もせずにスピードをあげるだけ
簡単さ この夏は
幸せになれるかしら いつか
誰もが忙しそう 気のあう仲間に電話して
とんでもないことが起こりそうな
不安が君のこと 大人にする 密やかに
嵐の前に 宵の風に乗って遊ぶのさ 果てるまで
話もせずにスピードをあげるだけ
簡単さ この夏は
信じられないことばかり ずっと
海辺に向かう道 そろそろ日も傾いて
残された時間よりも もっと
今この瞬間にすべてがある気がしている
話もせずにスピードをあげるだけ
簡単さ この夏は
幸せになれるかしら いつか
誰もが忙しそう 気のあう仲間に電話して
とんでもないことが起こりそうな
不安が君のこと 大人にする 密やかに
嵐の前に 宵の風に乗って遊ぶのさ 果てるまで
話もせずにスピードをあげるだけ
簡単さ この夏は
空っぽの路地 塗りたてのドア僕はよそ者 ここじゃ誰より名前を教えて 見たことのないもの歌に変われば調子外れの鮮やかさだけやけに心にこびりついてるしおれてしまえば
もうここにはいない人たちどこかで楽しくやっていてくれここにはいない一人にそう いつかは僕もそこらじゅう痕跡残して後には未来があるとしてそうだとして(glow g
あなたは飛びたつ 銀色の翼でうんざりしてるのは僕にでもわかるさもうバカンスは終わり 気がぬけてほこりまみれさとり残されたのは僕だけついたり 消えたり よそ見をす
もう一度だけふり返れば あれは街の灯 夢の中離さないで やがてかなしいことも終わる惑わせて なんとなくすべてがなつかしく見えるのは 君のせいさ今はそれだけまだ騒
ずっと浮かれてる のぼせるほど長い日の終わりにもつれあい 千鳥足のままでもかまわないかまわない息を止めて 今そっと忍びこむプールサイド遠く離れてく 君のすべて忘
軽快で心地よいテンポが あなたへ届けるメッセージ愛を歌う聞き慣れぬ声は ほんのちょっとくたびれていてあの人 いつも笑っているわけなどないの それでもまたたきなが
触れるそばから輪郭は消えページの余白に落書だらけ眠らない二人 言いかけたこと通りすぎる星 大きな弧を描き 彼方へ見えない線をまたいで進むくわえた煙草がくすぶる銀
曖昧だったり しぼんだり望遠レンズの見る光何億光年 旅したら電飾の未来 願いは何だっけぼやけてしまうね漂う プリズムのどこかで