北見恭子

浪花の月 – 北見恭子

今日の飯(めし)より 明日(あした)の夢や
それがあんたの 口癖やもの
その夢一緒に また追いかけて
肩を並べた 戎橋(えびすばし)
あんたそびえる 通天閣や
私 寄り添う 月になる

何は無くとも ふたりをつなぐ
銭じゃ買えない 心の絆
想い出映した 道頓堀の
川に捨てたい 苦労でも
背負(しょ)って行きましょ あんたとならば
空に ひとひら 春の月

両親(おや)を泣かせて 一緒になって
汗と涙の 路地裏住まい
明日(あす)こそ必ず いい日と言うが
今のあんたも 一番や
ほろり「ほ」の字の 浪花の空に
今日も 綺麗な 月が出る

人気の新着歌詞

望郷夢のれん – 北見恭子

お国なまりでぽつりと話すお客さんの 言葉がしみじみ恋しい なつかしい雨の横丁(よこちょう) 駅裏酒場泣いて別れた 妹を思い出させて 故郷が揺れる蝉じゃごんせん妹

淋しいね – 北見恭子

別れたあいつの 名前をつけた猫を呼んでみても そばにも来ないわあいつの嘘なら 気づかぬふりで暮らしてたら二人 続いたかしら…男を上手に 遊ばせるには私の手のひら

若狭恋枕 – 北見恭子

ついてゆけない連れてもゆけぬ恋を断ち切る 苦が酒の火照りを包む 浦見川乱れる髪も そのままに夜の湖 あなたとゆけば膝に群がる 波の花くらい顔した 竹人形の頬に見

ないものねだり – 北見恭子

パチリパチリと 爪切りながら恋またひとつ あきらめてます仕方がないね 素敵な男性(ひと)はいつでも決まって 誰かのもので……女はバカね 愛とか夢とか心とか見えな

愛の真実 – 北見恭子

あなたと 毎日 一緒にいたいあなたの お世話を 私がしたいあなたを 私 一人のものにこれが愛の真実 ほかに何があるの私は あなたのために 死ぬことだって出来るの

酔いどれ切符 – 北見恭子

今日も心に ふるさとのあかりが灯れば 飲むお酒つらくたってさ つらくたってさいまさら帰れる 帰れるわけがないだけどやっぱり はずせぬままの指輪の傷を なみだが洗

夫婦ちぎり – 北見恭子

あなたひとりの からだじゃないと俺をみつめて からめる小指落ちた涙を 分けあいながら夫婦ちぎりの 酒をくむ俺の帰りを 待ってておくれ少しばかりの 不幸に負けてす

斎太朗船 – 北見恭子

どんとしぶきが 噛みつく舳先(へさき)夢に浮かれりゃ ふり落とされる捨てろ捨てろよ 女の未練情け無用の 千島の海は根性一本 根性一本エトソーリャ 命綱前は海 サ

夫婦ちょうちん – 北見恭子

夫婦ちょうちん 浮世の風も今年ばかりは 寒く沁みるわね竹串二本 この髪にこれぞ立派な 夫婦挿(めおとざ)し…あなた台詞が ふるっていますやっぱり頼り うちのひと

おんな山唄 – 北見恭子

楔(くさび)ぶちこみ 石を切る音の谺(こだま)で 山が泣く好きな男を 追いかけていつか二度目の 春になる ヨー ヨー情けがたよりの 山暮し ヤレ キコン キコン

緋牡丹慕情 – 北見恭子

一枚二枚と はじらいながら夢の重ね着 脱ぎ捨てるここまで来たなら 戻れないあなたと墜ちます 罪の渕燃えて乱れて 緋牡丹はいのちを咲かせる おんな花枕のあかりを 

おんなの北港 – 北見恭子

漁り火が チラチラ揺れて未練深酒(ふかざけ) 心にしみる忘れた つもりでも酔えば 酔えば なおさらに優しさを 優しさを 思い出す女泣かせの 北港 逢いたい…あな

夜ごとの涙 – 北見恭子

あなたにあげた さよならを忘れるための 酒なのに毎夜につのる 恋しさの炎の中で 独り泣くなんでもないわ もういちど昔に戻る だけだもの男のように さりげなく微笑

博多夜雨 – 北見恭子

帰っちゃいやよと あなたの背中縋(すが)ればあの恋 続いてた中州・那珂川 なみだ川ネオンの水面(みなも)に 名前を呼べば博多夜雨が 降りかかるボトルに描(か)か

小倉恋日記 – 北見恭子

嘆くまい 嘆くまいいずれの日にか 忘らるる恋と知りつつ 身を焦がす女の性(さが)の 哀しさは花より他に 知る人もなし侘び助(わびすけ)の 侘び助の椿の宿に ふり

鈍行夢列車 – 北見恭子

おまえさん 後ろへ走っているのかと特急電車に 笑われる私の人生 鈍行列車そんな私の うしろから励ますやさしい 人がいるみなさん ほんとに ありがとう鈍行列車は 

遠くを見ようよ – 北見恭子

聞こえてますか あの森の声聞こえてますか この川の声サクラの嘆き 河鹿(かじか)の涙目を外らさずに 耳を傾け遠くを見ようよ このふるさとの遠くを見つめ 漕ごうよ

夢港 – 北見恭子

俺の小指を 噛みながら泣いたお前も 北海育ち船をとろうか 女をとるか思案したとて 答えはひとつ明日は別れだ この港町夢を涙で よごしたら俺もお前も しこりが残る

大漁華しぶき – 北見恭子

波をけちらし 港に入る船に五色(ごしき)の 旗が乱れ舞う海の神さま まる一年もわたしの大事な 大事な人を守ってくれて ありがとうエンヤー ヨイショ エンヤー ド

北前おんな船 – 北見恭子

紅を落として 涙を捨てて揺れる船縁(ふなべり) 身を寄せる恋はうたかた 夢はまぼろしこれでいいのと 唇噛んでまかせた船は 北廻り舞鶴みなとが 遠ざかる髪のほつれ

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