北村優子

若草のデート – 北村優子

ちょっとでいいの あっちを向いて
盗み見なんかは しないでね
背中についている 若草はらって
鏡ものぞいて 見たいのよ
いいわとあなた よぶまでは
その目を 閉じててね
胸のときめき しずめたいのよ
あなたがくちづけ くれたあと

ちょっとでいいの あっちを向いて
言葉もしばらく かけないで
涙がポロポロと あふれて来るのよ
ふいてもふいても とまらない
いいわとあなた よぶまでは
私を 忘れてて
白いスカート 指ではらって
くるりとふり向く 時までは

いいわとあなた よぶまでは
その目を 閉じててね
胸のときめき しずめたいのよ
あなたがくちづけ くれたあと

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プリーズ・ラブ・ジャックラブ・ジャック・レディ……私に逢いたきゃ 踊りにおいでレディのくせに メンズ・コロン男みたいな 話し方それが私の めじるしさビートはエイ

ハッスルしないで男の子 – 北村優子

ねえ ハッスルしないで 男の子ねえ ハッスルしないで 男の子秋だから ロマンチックな街角に誘われたのよ暗がりで ふれあう指がふるえてる気持を告げる 告げる困るわ

999粒の涙 – 北村優子

999粒の 涙のあとをあなたはふいてくれるでしょうかやさしい指先で999粒の 涙の色はあなたの肩ごしに 夕焼けのいろさっきのいじわる 許してあげるわくやしいけど

口笛ふいて – 北村優子

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ジェラシー – 北村優子

ジェラシー 色づく木(こ)の葉に(ジェラシー) 胸が騒ぐのはジェラシー 心のすきまに(ジェラシー) あなたがいるせいよテニス・コートで ボール打つ手にキラリと光

ハロー・サンシャイン – 北村優子

ハロー サンシャインありふれた言葉だけれどハロー サンシャインあなたは私の太陽みたいくすぐったいわ 私の胸に砂をこぼして 好きと書くのねビキニを着てる 他の誰か

学園祭 – 北村優子

よその学校のひとだけどあなたを招待しますお願いよ来てね 忘れずに来てねソフト・クリーム食べながらふたり歩きたい見られていい平気なの 学園祭の日にはのびのびなの誰

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