北村優子

口笛ふいて – 北村優子

あなたの汽車のベルが
まだ胸にひびいてるの
口びるにサヨナラのキッスが
痛いほどしみてます
踏切の 銀のレール
幸せは とうせんぼね
走り去る 悲しい列車
私は 泣かない
口笛ふいてゆくわ
まだ涙みせないけど
流れゆく雲が晴れるように
だいじょうぶ微笑(わら)えるわ
(強がりは やめなさい
口笛も ぬれてる)

あなたに叱られてた
爪をかむくせもやめる
はじめての恋に背中むけて
大人へと変るのよ
青春は ひとりぼっち
だからもう 甘えないわ
うつむいた 瞳を上げて
明日(あした)に 生きるわ
口笛吹いてゆくわ
すずらんの咲いてる道
友達になんでもないわって
強がってみたいのよ
(強がりは やめなさい
口笛は さびしい)

青春は ひとりぼっち
だからもう 甘えないわ
うつむいた 瞳を上げて
明日(あした)に 生きるわ
口笛吹いてゆくわ
すずらんの咲いてる道
友達になんでもないわって
強がってみたいのよ

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