北島三郎・鳥羽一郎

兄弟酒場 – 北島三郎・鳥羽一郎

とかくこの世は ままにはならぬ
そんな男達(おとこ)が 暖簾をくぐる
愚痴や涙は グラスの酒に
捨てて今夜は 飲もうじゃないか
兄弟酒は
兄弟酒は
熱い情けの 契り酒

おまえ惚れたか 横丁のあの娘
俺も惚の字さ 看板娘
時代遅れの 似た者同士
俺はいいから 倖せつかめ
兄弟酒は
兄弟酒は
背なで身をひく 譲り酒

昇る朝陽は 誰にも来るさ
自棄(やけ)をおこすな 短気になるな
負けてなるかの 人生援歌
そうさ唄えば 元気がでるさ
兄弟酒は
兄弟酒は
生きる希望の ふたり酒

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海の兄弟 – 北島三郎・鳥羽一郎

ふたつ命を ひとつに重ね夜明け間近の 船が出る海が暴れて 時化(しけ)ようがガキの頃から 慣れっこさドンと来い ヤンサノエ海の兄弟にゃ ゆりかごさ俺の合図は 俺

港町 – 北島三郎・鳥羽一郎

海の匂いは 男の匂い船にゃ乗せない 恋ごころ海が荒れたら 命のほかに失うものは ないけれどおまえだけ だからよ 大事に生きる男は度胸 港町親にもらった 男の意気

男どうし – 北島三郎・鳥羽一郎

交わす目と目に 言葉はいらぬ互いにわかるさ 腹のうちくやし涙も 我慢もあるさ後で笑えば いいじゃないか男どうしが男どうしがいのちを燃やし希望(のぞみ)遥かな 道

花の兄弟 – 北島三郎・鳥羽一郎

(兄)薄い情の 世間とやらに(弟)はじき出された 雑草野郎(兄)久しぶりだぜ(弟)久しぶり(兄弟)呑もうじゃないか(兄)小雪舞い込む(弟)駅裏屋台(兄弟)誰が呼

演歌兄弟 – 北島三郎・鳥羽一郎

男同志で 酒呑む時はなりはかまうな 遠慮はなしだ男は(男は)演歌だぜ(演歌だぜ) なぁ兄弟よ人と言う字は 片寄せ合ってもちつもたれつ あゝ生きている故郷を思えば

兄貴のふるさと – 北島三郎・鳥羽一郎

(兄)なしのつぶてで 居たってヨー(弟)俺はやっぱり 兄貴が頼り(兄)桜吹雪の 舞う故郷へ(弟)トンボ帰りで 戻って来たぜ(兄弟)あの山 この川 夢ン中(兄)兄

東京しぐれ – 北島三郎・鳥羽一郎

どでかい東京へ どでかい夢を抱いて来たのに いく春過ぎた雨の日風の日 泣いた日が何度あった何度あった 眠れぬ夜が背伸びしてみる ふるさと恋しどろんこ峠の どろん

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