勝新太郎

橋ぐれる – 勝新太郎

「ふりむいちゃあいけねえぜ
途中でふりむいたやつは かならずもどって来る
なぜかかならずもどって来るンだ」

前見て渡りゃあ 希望橋
ふりむきゃあ もどりの黄昏橋よ
朝陽に生きて 日暮に帰るな
帰りゃあしぐれる 橋ぐれる
ああ…ジンジン…橋ぐれる

「その真前にある橋なンで
シャバへ出るときにゃあ かならず渡らなくちゃあならねえンで……
別れ際に看守がいいやす 途中でふりむくなってねえ」

だまって下向きゃあ 男橋
くやしきゃあ心で かんにん橋よ
背中を向けりゃあ あらしは過ぎる
向けなきゃあしぐれる 橋ぐれる
ああ…ジンジン…橋ぐれる

「ここまでくりゃ ふりむいてもいゝですか
ほんとうに お世話になりました」

かばって賭けりゃあ 生命橋
生きてりゃあつもる しがらみ橋よ
泣いた心で 未練を断って
ふりむきゃあしぐれる 橋ぐれる
ああ…ジンジン…橋ぐれる

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