加賀(茅野愛衣)

愛し桜花よ散るなかれ – 加賀(茅野愛衣)

紺碧の戦場に出航していく艦船よ
我々の運命を切り拓くのは砲火の吹雪

弱き者には儚き航路
この世に残る術は 強くあることだ

魂が求めるなら 喰ろうてやろう…総てを
さらば報えるだろうか 大切な絆に
淡く可憐な桜が 舞い踊るように散っていく
そんな世界をこの手で終わらせてしまおう
いざ、推して参る

生まれ変わったこと それは失ったものと
比ぶべくもない…ならば空母という務めを全うしよう

胸の奥の誓いにかけ 荒ぶる海を渡る
獲物なら喰らい尽くす 先手必勝、獣という本能

海戦だけが存在理由なら
他に何も求めずに進む

滅する結末 諸行は無常だ
浮世に咲いた花の定めだとしても

魂が求めるなら 喰ろうてやろう…総てを
せめて楽しませてくれ 現世(うつしよ)の一瞬を
淡く可憐な桜が 舞い踊るように散っていく
そんな世界をこの手で終わらせてしまおう
やがて蒼き炎…我が身包むまでに

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