加藤伎乃

  • 鬼と私 – 加藤伎乃

    落ちる目眩耳が聞こえない土が飛び交う家狭い部屋で小さな心臓バクバク 怖い痛い今を見たく無い鬼が襲ってくる暗い狂った壊れた部屋で声を潜めて泣いている あの子が欲しいこの子が欲しい手と手を取って嗚呼もう私千切れちゃうよ 焼け野原に一人で空いた腹も満たされ無い弱者は喰われるのみさでも、君を恨みはしないよ 怯えた鬼の姿に私は悲しくなり握り潰された様な痛みを苦しみを知ったんだ あの子が欲しいこの子が欲しい手…

  • YAVAY – 加藤伎乃

    渋谷 YAVAY渋谷 YAVAY 日本の荒地 ナンパの聖地渋谷キマリ 捕まる 税金泥棒日本の荒地 ナンパの聖地渋谷今日も死亡者 SHIBUYA MELT DOWN くだらないニュースばかりだ不倫 降板 知らんでもいいくだらないニュースばかりだ汚職 隠蔽 食い過ぎ日本YAVAY 東京 YAVAY東京 YAVAY 日本 首都 夢の墓場のTokyo騙し 騙される 愛の屑日本 首都 夢の墓場のTokyo自…

  • 花売りの少女 – 加藤伎乃

    閑散とした街でお花を売る日々愛されて愛せずに小銭が鳴る夜さ 月夜が綺麗だとあなたは言うけど私には曇って見えないお月様 連なる愛の連鎖醜い恋模様誰か私の春を買ってよ、ねえ 恋は自傷行為だ痛ましい月が満ちた頃に花は開くわ愛を届けにさぁ 短い火花が灯っては落ちてく笑顔の裏の裏側も知りたいの 仄かな愛の連鎖醜い恋模様誰か私に春を教えて、ねえ 恋は自傷行為だ痛ましい月が満ちた頃に花は開くわ愛を届けにさぁ 恋…

  • つけびの灯る街 – 加藤伎乃

    撒いた恩を燃やし嗚呼キレイだなと誇らしげ気に喰わぬ若年嗚呼排除だ排除だ出て行け 焼いた世話に香ばしい御老人達が集って耳打ちヒソヒソ嗚呼煙うて煙打て堪らんわ コン、コン、渾々とコン、コン、懇々とコン、コン、渾渾と火種を打つ 排他的僕は独りに田舎者に赦しを乞う 撒いた仇を燃やし掠れた声で歌うわ亡き骸は抜け殻嗚呼、火をつけ、木をくべ、喜こんで コン、コン、渾々とコン、コン、懇々とコン、コン、渾渾と火種を…

  • 第二夫人懇親会 – 加藤伎乃

    贅沢に媚びる淑女達に一夜の恋を喰らう紳士大人の駆引き甘い果実私には少しクサすぎる Secret paradiseWill start again so late tonightGentlemen and even ladiesThere to lose it Secret paradiseWill start again so late tonightGentlemen and even ladi…

  • say ha ~無作為に人を傷付けてる君へ~ – 加藤伎乃

    Say ha say ha say ha say ha say ha say ha ha ha 嗚呼 落ちた雫見惚れてるウシロメタサハラハラキシムココロクラクラ 嗚呼 光るガラス染み渡るアメヲフカクカンジテコドウハヤクカンジテ Say ha say ha say ha say ha say ha say ha ha ha 匿名中傷 自尊心くだらねえ指だけで語る世界抜け出せ劣等感から五月蠅いな 嗚呼…

  • 赤い唇 – 加藤伎乃

    君の赤い唇君の赤い唇君の赤い唇君の赤い唇吸い込まれそう 白雪姫みたいな君の魅力的な唇真っ白な肌真っ黒な髪真っ赤な唇の君 そんな素振りで男をからかい来る者拒まずWelcome to Girl 君の赤い唇君の赤い唇君の赤い唇君の赤い唇魅力的だな 赤い唇から発する小鳥の様な歌声とぅっとぅるるるる….皆を魅了する声 そんな素振りで男をからかい来る者拒まずWelcome to Girl 君の赤い…

  • 黒鳥の湖 – 加藤伎乃

    つま先から溢れるmusic groovy night 今宵踊り明かそう白鳥にでもなったつもりで elegant dancer 無我夢中になれ 平々凡々暮らして過去の輝き無くし 常套句並べ心が歪む音がしたけれど may not 私無視でイエスマンさ 怯えて卑屈になり言い訳御免嗚呼黒く染まっていくわ 爆発間近 全部どうでも良くなる様な境地追い込まれズブズブと足を引っ張られて瞬間(moment) 心ごと…

  • かげぼうし – 加藤伎乃

    淡い恋心は泡沫な夢の様君のぬくもり吐息と消えていった 見慣れた景色 香る金木犀君の抜け殻を探した 少し拗ねた可愛い顔や煙たいタバコに嫌な顔せず1つ1つの君の仕草思い出しては胸が苦しい 帰り道の公園君がいる気がした夢中で探して我に返り赤らんだ 見慣れた景色 一人帰る道秋空の寒さが沁みて 君の好きだったラブソングいつの間にか口ずさんでいた夕日が写した影法師僕の分だけおいてけぼり 君の声も匂いもぼやけて…

  • バイオレットフィズ – 加藤伎乃

    頭の片隅 少しだけでも常に私を覚えていてほしい いつもの駅ですれ違う貴方名前も職場も 何も知らないなんだか気になり、目線で追ってみたけど私の視線なんて気付かない ある日の朝方 ハンカチ拾われ目線が合った 貴方、心盗人 バ・バ・バイオレット貴方はお月様手が届きそうで届かないバ・バ・バイオレット私は湖貴方を私に写すだけ 愛の駆け引き 連絡既読無視淑女を演じてみるけどただのお友達それ以上も以下でもないの…

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