魔女っ子メグちゃん – 前川陽子

私　この頃　考えちゃうの鏡を見るたび　考えちゃうのほんとに蝶になれるかなきれいな蝶になれるかなこのまま毛虫のままだったら私の人生マックラよ　アアアア毛虫のモモち

よごれたままの　キッチンルームお部屋のすみに　たまったホコリもう陽にやけた　白いカーテンそんな事が　ないようにいつも綺麗に　していますそんな事も　知らないで生意

あたしの見る夢は　秘密なのだれにも言わない　秘密なの赤いマント　ヒラヒラ馬をとばす　王女それが　あたしルラッドウラッルラッドウラッルッル　ラー　ルラールラッドウ

おんぶ　おんぶ　おんぶ　ラララおばけのちびっこ　おんぶおばけ　ケケケおんぶがおこると　カラスがさわぐ　カアカアカアおんぶがないたら　こうまがはねる　ヒンヒンヒン

なんでもできると　ひとはいうけれど魔女っ子メグは　ひとりぽっちだからあいしてみたい　ゆめみるようにあの子のなみだは　わたしのなみだなんでもできると　ひとはいうけ

誰かが呼んでる　ハニー夜空をこえてくるふり向けば　ひとり暗いやみばかりあれは　あれはいつのことふたりで　見上げた星いいの　これでいいそうよ　こうなると知っていた

この頃はやりの　女の子おしりの小さな　女の子こっちを向いてよ　ハニーだってなんだか　だってだってなんだもんお願い　お願い　きずつけないで私のハートは　チュクチュ

ズンズン　ズンバラリンチャンチャン　チャンバラリンハットリカンゾウ　忍者でござる忍びの術は　お手のもの柿の実ねらって　柿の木登る(お見事)食べた柿の実　くさって

それが　私のすべてのすべての始まりだったそれが　私の戦いの始まりだった愛する父が　悪の手で正義の命を消されたときに私のハートは　はりさけた私のハートは　はりさけ

波をちゃぷちゃぷちゃぷちゃぷかきわけて(ちゃぷちゃぷちゃぷ)雲をすいすいすいすい追い抜いて(すいすいすい)ひょうたん島はどこへ行くボクらを乗せてどこへ行く(うう

夜明けいろの　湖のかなた花園さがして　今日もとんでゆくのだからわたしと　遊んでほしいならつめたい霧の　シャワーをあびてそっとゆくえを　見ててください真珠いろの